山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

イノシシに威嚇される夫

昨日の夕方、なかなか弐号機が帰ってきませんで…(^_^;
心配していると夫が、「ボイスの散歩がてらちょっと迎えに行ってくるわ」
と、ボイスと共に夕暮れの中出かけて行っちゃいました。

すると、3分もたたないウチに弐号機が帰宅w
「あれっお父さん、アナタをお迎えに出かけちゃったよ!
と言うと、
「中学校の運動会のポスターの回収をしに小学校に寄ってから帰ってきたの」
と言う弐号機。

小学校からの帰り道と中学校からの帰り道は方向が全く逆!
夫は弐号機の帰ってくる筈のない道を中学校までこの薄暗がりの中、
トコトコとボイスと一緒に歩いて行っちゃった(懐中電灯は持ってますが)って事ですよ!

慌てて夫にメールしますが、ブルルンとケータイが震えてメールの着信を知らせる音が、テーブルの向こう側から聞こえてきました(ーー;ケータイはケータイするものですよ…

仕方ないのでワシも懐中電灯持参で夫が行ったであろう山の中の道を下って、夫を追いかけます
夕闇に包まれ始めた原生林の山の中の道は殊の外恐ろしく

「だめだ、これ以上進めない!」

と、家への道を戻ろうとし始めましたら、納骨堂の下に差し掛かったとき、観音堂の上の藪の中を照らす懐中電灯の灯りが見えた気がしました。
「ヒトダマじゃないよね?」
と目を凝らすと(70mほど離れていた)やはり懐中電灯の灯りのようです。

おぉーーーーーーい

と遠慮がちに声をかけながら懐中電灯を左右に振りますと、向こうの懐中電灯も左右に揺れます。
しばらく待っているとやっぱり夫とボイスでした。

「今、そこの藪の中からバキバキッって枯れ木を踏み割る音がするから、懐中電灯で照らしたら、ブモッ!?ってイノシシに威嚇されたぞ!」
と夫w
ボイスも目も白内障が出ているし耳も遠くなっちゃっているからイノシシに気がつかなかったらしい。

昔だったら、
おらおら、イノシシ何処じゃー!?咬み殺すぞ、ワレーーッ!!
で大騒ぎだったのにねえ(^^;
夫とボイスと一緒に暗闇の山道を懐中電灯で照らしながら家まで戻りました