山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

風景と人心について考える

ま。昨日はそんな風に福岡市周辺を車でウロウロしていたのですが。
環状線を初めて走ってみて驚愕。
「大橋(福岡市南区)と糸島ってこんなに近かったんだ!?」

今まで日向峠越えとか大回りの道しか無くて。
しかもその道の出た先は古い狭い大渋滞の道しかなくて。
道を通るだけで一日仕事だった筈なんですよね。

今やこの環状線都市高速道路、地下鉄七隈線のおかげで飛躍的に交通事情が良くなってます。
昔、次郎丸といえば田圃と畑しかない場所だったのに。
今や、スタバがあるんですよw
もうビックリしました(思わず笑った)

牛や山羊がいそうな景色の中に唐突にスタバw
(今はそれなりの住宅街になっているんですけどね)
十数年ぶりに通って感動しました。

問題は博多区竹下周辺です。
この竹下の辺りって鹿児島本線を渡るポイントが二ヶ所くらいしかなくて、線路の向こうとコッチで
「明らかに文化の断層」があるんですよ。
鹿児島本線から西側は、緑したたる文教地区
鹿児島本線から東側は、倉庫や工場が立ち並ぶ地区

「線路ひとつまたいだだけで(正確には那珂川も超える)こうも違うのか!?」
と驚くような違いがあります。

…正直、東側は…住みたくありません(住んでいる人、ごめん
その最もたるものが、その地域に立っているお店でした。
実は、東側に某ドンキホー●がありまして。
夫が「オレ、ドンキに入ったことないや」とか言うので、「じゃ、見学してみようか」と入って。

入った直後に入ったことを大後悔

まず。
「店内が破壊されている」ギャー
「店内が汚くて壁が触れない程」(言っておきますがワシは潔癖症ではありません
壁のあちこちに客が蹴り割ったと思われる大穴が空いてて
エレベーターの中や壁には噛み終わったガムを丸めて貼り付けらているのです…

こんな店、人生50年で生まれて初めて入りました…コ、コワヒ…

どんな無法者ドッキュンの町ですかココは!?
正直、ガラが悪すぎて慌てて店内から逃げ出しました(結構ヘタレ)

でも、このお店を「日常」として毎日利用している人もいるんですよね。
普通に食料品や日常の必需品も売っているわけですから。

この特殊な雰囲気を毎日のアタリマエのこととして受け入れる人生って、生活ってどんな感じだろう?
と、とても不思議な気持ちがしました。
ま、ウチみたいに穴熊やらイノシシと触れ合う生活を「普通のこと」として受け入れている人生もあるわけですから。

人生
でもそれぞれが「普通」の事として受け入れているものがこれだけ違うと、
それぞれの「普通」の定義も違ってしまって当然だよな__と思ったことでした。