山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ドッコイ生キテイル街ノ中」を見る

去年、劇場で公開されてて気になっていたドキュメンタリー映画「ドッコイ生キテイル街ノ中」がスペシャでオンエアーされていたので、録画して見ましたよ。

イースタンユースと言えば。
実はワシ、ピロウズの次くらいに好きなバンドでして。
CDも買っているし物販グッズも持ってます。
ライヴは実はワンマンは行ったこと無いんですが(どうもタイミングが合わなくて)
対バンならば行きました。
そして、そのライヴでのあまりにも綺麗に、完璧に構築された世界に打ちのめされましたね。

このあたりの世代の北海道出身おっさんバンドが皆、そうであるように。
このイースタンユースもまたやはり、日本の男の人の純粋さや美しさを凝縮したようなバンドであるわけですよ。
もうね、大好き。
この美しい轟音に涙が溢れ、歌詞の研ぎ澄まされた世界観に泣かされます。

このドキュメンタリー映画ではひたすらあちこちで演奏して回るイースタンユースの姿が残されています。
問題のアメリカツアー中に交通事故した現場の動画とか(初めて見ました!事故のことはネットの情報で知ってましたがここまでひどい事故だったとは)まで含まれる内容にビックリ。

あと、お客さんの様子も面白いです。
いや、面白いという言い方は違うかもしれませんが。
とにかく、男臭い。場内が男臭い(^^;

もうもうと立ち込める男性ホルモン。

一応、最前列は女性が占めてますが(この風景にちょっと和む)
ソレ以外はオール男。しかもみんな真面目そう。みんな真剣に演奏を聞いててしかも歌いながら号泣なさっている…
気持ちはわかる。わかるよぉ〜〜〜(;_:)

高校中退して仕事サボってきた人ばっかりですか、もしかしてお客さんは!?
というインタビューもありますが。
まあ、多分。そういう人たちがコアなファンなんでしょうね。
ニコニコとステージに現れてお客さんの声援に応え。
お客さんとのやりとりの中で「オレはそうは思わねえな!」と反論しつつガハハと笑う。
いいおっさんバンドです(ミヤジだったら本気切れまくりw)

ワシは常々「青少年はアジカンじゃなくてイースタンユースを聞きなさい」と言うのだけれど。
この映画を見たらきっと分かってもらえると思う。
砂漠に咲いた鋼鉄の花はその花弁から血を滴らせて街の中でもひっそりと咲いているよ。