山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

多重人格の話?

「ワタシは多重人格なのです」
と、弐号機が言うのです。

「家にいるときはハナコちゃんになります。ハナコちゃんは絵がとても上手な女の子です」
あ、そうなんだ(^^;
「ユリちゃん(近所の友だち)と遊んでいるときはヒロになります。ヒロはイケメンの声の真似が上手で男の子の絵を描くのが上手な女の子です」
……えっ?
「学校の自分のクラスに居るときは本物の◯ちゃん(弐号機実名)なのです」
学校に居るときが「現実のワタシ」なんかーいw

家では別人格なんだ…
「でも、多重人格の人って基本的に別の人格の存在には気がつかないんじゃなかったっけ?」
と言うと、
「でも、ワタシは知っているのよ、フフフフ」
と、弐号機が自信満々に言うのです。
なんだそりゃ(^^;

「なので、学校で絵を描くとド下手になるのです…」
確かに家じゃめちゃくちゃ巧いもんなあ。
「試しに、学校でユリちゃんのクラスに遊びに行って男の子の絵を描いてみたら、めちゃくちゃ上手く描けました」
ほー、ほー。

「なのですっかり気を良くして、自分の教室に戻り、その顔に体をつけて描いたらド下手だったのでがっかりしました」
はははは(^^;
「クラスでの◯ちゃんは面白いことを言ってクラスを笑わせるような子供です」
家では笑わせるようなことは言わないの?
「家では大人しいのです。殆んどしゃべりません」
…確かにそーだわね。

ワシと初号機の口数が多いので(親子でマシンガントークして大笑いしている)弐号機はそれを横で聞いてて笑ってるくらいだもんなあ。
でも、この弐号機はキャラクター自体が凄くて家族の誰ひとりとして太刀打ち出来ないのです。

天衣無縫にして豪放磊落。
天真爛漫にして冷静沈着。
天然のユーモアと切れる理性、鋭い観察眼を持ち、12歳の今から(というかもっと幼い頃から)「オオモノ」の風格満々ですよ。

初号機の時も「この子は一体、将来どんな大人になるのやら」と思っていたのですが。
(もう今は随分見えてきましたが。てか殆んど大人なので)
弐号機こそ、「こいつどんな大人になってくつもりなんだよ!?」て感じですね。
ワシなんかが束になっても敵わない予感…