山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

プワースポット

「パワースポット」なる場所に嬉々として出かけるみなさんをTV等で見ては、「なんとなーく違和感」を感じておりましたが。
その違和感の理由までは自分で考えたことが一切ございませんでした。

ところが昨日、絶望先生の第23巻を読んでて目からウロコ(はらり)
「よーし、謎が解けましたぜ、じっちゃん!!(誰?)」
な気分であります。

この漫画の中で絶望先生の教え子が主張します。
「自ら大した努力もせずに他からパワーをタカろうとする。ココは運ビンボーが集まるプワースポットです!」
「側を通るだけで元気が吸い取られる プワースポットです」

そりゃそーだわ。
そんな場所に行っただけでパワーもらったり宝くじが当たったり出来るかも?と思うなんてなんてどんだけコジ◯脳なんだよ。
図々しいにも程がある。
どうせなら、自分ちの近所の神社にでもまずは参っとけ!
…なーんて思ったりしましたが。

ま。百歩譲って、世の中には「見て気持ちよくなる風景」や「心を動かされる風景」があるのは否定できません。
それを見たいがために出かけるのも「有り」でしょう。

しかし、そこでなにか自分の私利私欲を満たそうとするのはなにか違う?と感じる程度にモラルがあります(貧しい分量ではありますが)

それはおそらく。
たまたま才能に恵まれた人が、自分の悲運と重なって。
バカスカ売れる本を書いたのに。
なのに、なおその上で脱税するとか馬鹿な事をやっているのを見てて、
「我慢ならん!」と感じるのと同じ部分です。

あんまり人のことはとやかく非難したくはないのですが。
サイバラリエゾウの事は大嫌いだわー。昨日、テレビを付けたら何故か大写しで出てて。
慌ててチャンネルを変えました(それくらい嫌い)
同じ母親として色々と我慢ならない。

確かに彼女はこの日本に「下流社会」というモノが確実に存在するというのを最初に大声で言った漫画家ではありますが。
でも、それは裏歴史っつーか。
「あるけど(目には見え)なかったもの」なんですよね。

ルールは破ってもいい。モラルなんかくそくらえ。
そんなテーゼを堂々と身を持って生きている彼女が嫌いなだけです。

多分、「恨ミシュラン」とかの時は嫌いじゃなかった。
「子供代表」って感じで罵詈雑言吐いている頃は面白がって見ていた記憶があります。