山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

チャートバスターズR 1/29 3

さ「そのガッツーン!て余韻が、まだ僕自身の中にあるって感じで。その後、いろんな素敵な音楽に出会ったけど、ボクが最初に感じたあの余韻を超えたものはないって思っているんで」
さ「音楽の内容ではなくて、感覚って言うのか」
さ「なので、その。僕ら20年以上やっているバンドですが、例えばサウンドにしても熟練した感じには、絶対!なりたくないって言うか」

さ「で。最近はその、そうですね。色んな幅広いリスナーの方来ていただいてて。でもその僕らと同世代も居ますけど、普通に中学生、高校生の若い子も来てくれてて」

さ「でねー。このおっさんが作った歌を普通に涙流して聴いているわけですよ…」
さ「そうすると自分の昔を思い出して…で、その子がダサければダサイほど本当に自分の昔を思い出して!」
さ「要するに、昔の自分が聞いたら、昔の自分が感動して人生を変えるような音楽をやりたいなっていう気持ちがあるんですね」
さ「そういう時にやはり、先程の、ちょっと少年の心みたいなものを目指しているのかもしれないですね…」

MC「最後の曲、ドギーハウルはどういった所から生まれてきたんですか?絶望?周りを見ても右を見ても左を見ても…」
さ「あ、歌詞の内容ですね」

さ「えーっとですね。どーいう所で生まれてきたかを言わないようにしてますw」
MC「あはははは!」
さ「陰口なんで…」

MC「ピロウズの曲の中で英語詩もあれば日本語詩もありますよね?ドギーハウルは英語詩じゃないですか?陰口とか言いにくいことを敢えて英語詩にするっていうのは、手法として、ありますか?」
さ「よくありますね」

さ「でもまず、コレは日本語、コレは英語っていうのは、詩の内容ではなくて、日本語と英語って音節が違うので、メロディに対して乗り方がどっちが心地いいか?ってのはボクの中でボクなりの美学があって。まずそこで英語にするか日本語にするか分かれるんです」

さ「そして、場合によっては今回のドギーハウルも、陰口っていいますか、その?、浅いところも含めて怒っている!みたいな」
さ「その気持ちがあったとしても40代の口が音楽に乗って歌うのって似合わなかったりするんです。20代前半までかなっていう。でも英語にすると普通に音楽として伝わって、歌詞カードを読むと陰口がフィルターを通して伝わってくると言うw音楽としてはいいの、かな?」