山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

イノシシ避け

いつものようにボイスを連れて家の近所の山道を歩いていたら、猛烈にイノシシ臭かったので、
「は!?この近くにイノシシがいるっ!?」
と思わずキョロキョロしてしまうワシ。
見ると、先日イノシシがかかっていた散歩コース上の藪の奥に設置されている檻型の仕掛け罠の扉が、また降りています。
「おお、イノシシ、また捕まってんじゃん!」
と身を乗り出して覗き込むと檻の中に子供のイノシシ2頭…

大きさは80センチ程度。
ウリ模様が消えて黒い毛並みに生えそろっている丸々と太った同じくらいの大きさのイノシシが2頭。
どうやら兄弟のようです。
「わー。二頭も同時に…」
とつぶやくと、人の気配に気がついてイノシシ兄弟が大暴れ(ーー;

「は!兄弟揃って捕まっているって事は近くに母イノシシがいるのかもしれない!?」
と思い至って、仕返しをされないうちにとっととその場から逃げました。

全く同じ場所(イノシシの通り道である獣道沿い)に仕掛けてても、こうも続けざまにイノシシが捕まるなんて。
一体、この山にイノシシは何頭生息しているんだか…(ーー;
考えると恐ろしくなります。

先日、「イノシシ避けって何か有効な手立てはあるのかな?」と思い立ってググったら。
やっぱりコレは相変わらず有効な手段は無いんですね。
ボイスを飼い始める前もさんざん調べたけど、「犬が一番有効」って感じでしたが。
アレから十数年経っても犬よりも有効なイノシシ避けの手段って無いんですね。

「薬とか忌避剤って無いのかしら?」
と調べましたが、売られているものは、
「イノシシには効きますが、イノブタには効きません」
という謎のエクスキューズが明記されているものしかありませんでした。
イノシシとイノブタでは嫌うものに違いがあるようです。

うちの近所に大繁殖しているイノシシは多分、イノブタなんですよね。
今から20年以上前、ピクニックやキャンプが出来る施設があって、そこが閉園したときに山に逃がしたイノブタが増えたものらしい__という噂を聞いたことがあるので。

んで、その数日後、またその道に入ろうとしたら猟友会の人がたくさん集まっててワイワイやっていたので捕り物があっていた模様。
「別の道にするか」
と久しぶりに違う道を歩いたら、鈴なりに「むべ」(アケビ科)が実ってて、ワシ、大歓喜