山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

成長する弐号機

先日、弐号機が突然、「今日、昼休みに学校で泣いちゃった」とか言うですよ。
「えー。なんで!?」と驚いて問いただすと、どうやら先日から弐号機が悩まされている隣席の男子児童が原因らしいですよ。
授業中も勝手にしゃべったり、先生の話にちゃちゃ入れたり。
前の席の子を背中をつついたり、机を押して前の席の子の椅子の背もたれをガシガシ押したりするで、横で見ててもイライラするらしいのだ。

その「泣いちゃった」という日も、その件の児童が他の男子児童にちょっかいを出して(指でつついたり丸めた紙くずを繰り返しぶつけていたり)て、「やめてよーやめてよー」と相手が言っているのに全然やめる気配がなくてニヤニヤしながらし続けていたので、同じ教室内で見てて可哀想になってしまい、思わず泣いてしまったらしい。

もう一つ、この児童に対して弐号機が怒っているのは、「クラス一のモテ男」って部分もあるようで。
「あんな嘘つきで卑怯者で狡い男なのに、野球をやっているってだけで女子の人気者なのが全然理解出来ない。野球やってりゃどんな性格でもいいんかよ!?と、思うとクラスの女子のことまで嫌いになる」
とか言うですよ。

「はー。まー、『野球をやっている』ていうのが『世間的にカッコいいというアイコン』だから、本人の中身がどうとか実質的な問題は関係なんだろうね」
とワシが言うと、弐号機、
「それにあいつら、『ワタシ、●●くんが好き?』とか言いながら、全然見てないんだよ?普通好きだったら目が離せなくなって、目で追い続けるもんだろう?そうじゃないんだよ。あの女子等だって、『●●くんを好きなワタシって素敵♪』ぐらいの気分で、自分が一番好きなだけなんだよ、クダラネエ!」

ほーほー、かなり鋭い分析ですな(感心)
確かにその通りだわ。
ワシも中学生の頃、そんな野球男子が同じクラスにいて、「本当に卑怯者で小狡い男のくせにカッコつけてんじゃねえよ!」と軽蔑していたのですが。
彼の家の周辺にはよその学校からわざわざ一目見たさに集まっている女子中学生が垣根を作ってましたけどね。

「そんな憧れて待っててもその気持に答えるような男じゃないよ」
と思わず話しかけた過去を持つワシには他人事に思えない話ですw(そもそも他人じゃないし)