山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

藪の中

秋真っ盛りの山の中を散歩して回る愛犬ボイスとワシ。
ボイスは寒冷地の犬(スピッツ系)なので寒くなればなるほど元気。
なので、最近は「本当にコレは13歳の高齢犬ですか?」という位に元気です。
散歩は常に小走り。ビングリビングリ走っております。
ワシも一緒になってせっせと小走りしております。

んで。
そんな中、突然ボイスが立ち止まって「ふんふん」と臭いを嗅ぎ回るですよ。
大体、こんな行動の原因は、「イノシシ」コレ一択なんですね。
「そうか、イノシシが通ったか」
とボイスに好きなだけ臭いをかがせていたら足元にキノコがビッシリ生えているのに気がつきました。

「おや?こんな所にこんなにキノコが沢山」
と手を伸ばしてキノコを観察していたら、先の藪の中に何かが見えます。
「ん?」と身を乗り出して見ると、明らかに人造物です。

「なんだべ?」と見やると、イノシシ用の檻型の罠でした。
「おやまあ、こんな所に」
この山の中の道を挟んだ反対側の山の斜面には毎年これと同型の罠が仕掛けてあって、猟師さんが時々回収に来ては、軽トラの荷台からはみ出してこぼれ落ちそうになるくらいの巨大な猪を捕まえたりしているのですが。

「山のコッチ側に仕掛けてあるのは初めて見たなあ」
と思いながら更に覗き込んでビックリ。

<font size=7>「ぎゃー!!イノシシが居たー!!!」</font>

なんとイノシシがちゃんと捕まっていましたw
イノシシもワシの叫び声で飛び起きて檻の中で大暴れし始めて、山の中はもうそりゃあ大騒ぎさ(ーー;

あまりにもどっかんどっかんイノシシが檻の中で大暴れするので、
「こんなに暴れたら檻が壊れてイノシシが飛び出してくるかも」
と思って恐ろしくなって足早にボイスと共にその場を離れました。
(ボイスは名残惜しそうでしたがw)

それがつい一昨日の話。
今、ボイスとまたぞろ同じコースを散歩してきたら、もう檻はもぬけの殻になっておりました。
猟師さんがちゃんと回収に来た模様。
今頃はぼたん鍋になっちゃったのかな?

娘ズの話によると、11/3の昼間に同じ場所を通ったときはイノシシはまだ罠にかかってなかったらしいので、イノシシが檻に入ったのは11/3の夜?11/5の明け方にかけてのいずれかだった模様。