山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Movementとリバティー

「Movement」をずーっとヘビロテしていたら、「この曲、なんか知った感じがするんだよねー」と思ってて。

思い出しました。

こりゃ「リバティ」ですよ!ピロウズ第二期の大名曲」なのに、なぜか音源化されずじまいだった不遇の曲。
2004年の結成15周年記念セルフカヴァーアルバム「TURN BACK」にて初めて音源化された。
あの名曲「リバティ」に、疾走感とかすごく似ている気がします。

すっごい爽やかな所も似ているしw<何故笑うし。
「リバティー」は曲も良いけど、歌詞もスゴク良くて。
ワシ、大好きなんですよ↓

どこから来てどこへゆくのかを
矢印で辿れる地図はいらない
交差点は足跡だらけで
どれが僕らのなのか?なんて大した意味はないぜ

風が吹けば、見えなくても感じてた
なびく旗のように震えたい
手を伸ばしている 向き合う二人に
その時が来れば強く握れるはずさ

午後の空に隠れている星のように
優しい暗闇を待つのさ

いつか歌った永遠のラブソング
まだ覚えているならリバティー

※この曲を作った頃は、多分、スタイル・カウンシルとかが大好きなお洒落音楽青年さわおだった時代で(苦笑)<するな!
歌詞が若々しいですね。

新曲の「Movement」は年をとったせいか?(苦笑)<するな!
もうちょっと歌詞に陰りがあって、味わいが深い気がします↓

輪郭のない月を見ている
雲が遮る姿に夢を見ていた
長い夢を太陽より輝くその瞬間を
待ってたんだよ
わかってたけど間に合わないから

僕らは走りだした!
小さな風を乱して
無言で冷淡な空突き抜けるまで
綺麗な夢だけ持って
未だ見ぬ世界描いて
進むだろう

※完全に聞き取り書きですから間違いもあるかもしれませんが。
まあこんな感じですよ。
疾走感のある爽やかなメロディを爽やかで力強い歌詞で歌い上げたのが「リバティー
同系列の、やはり疾走感があって爽やかなメロディに自分の少年時代と中年になってしまった今を対比させながらも、「相変わらず自分の音楽を追いかけ続けているよ!」的な歌になっていると感じます。

ただ、爽やかなだけじゃない。
芸歴の長さにも摩耗されることのなかった生まれながらのシンガーソングライター山中さわおの本領大爆発。
瑞々しい感覚がキラッキラしてますね!