山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

結婚のお祝い

突然、次女子の担任が結婚なさったので(いや、正しくは夏休み中に結婚なさったのだが、発表がつい3日前だったて事なダケなんだけど)
いきなり、クラスの保護者でお祝いの品を何か贈ろうという事になり、
(ワシは「先生に贈り物」なんてまるで思いつかずに(苦笑)
「なんで夏休みに結婚で、発表が今?」としか思わず、ソレ以上深く考えもしなかったのに、世の中にはよく気が回るお母様がたもいらっしゃる事で。
「みなさんで何か贈り物したらよろしんじゃないでしょうか?発表会だったらお母様がたもお集まりでしょうし」
なんて目から鼻に抜けるお母様がいらしたおかげでこの所業にあいなりました次第)

「じゃー、一人200円出しくらいで蘭の鉢植えでも買えばいいんじゃないっすか?誰か蘭農家に知り合い居ないっすかねー」

とテキトーなことを言うワシ(PTA役員)
この地域は蘭栽培が盛んなので、声をかければ誰かのつてがあって、格安で良い品物が手に入るのだ。

仕事ができない役員(ワシ)が家でゴロゴロしてて夜、風呂に入ってシャンプーなんかしている間に話はサクサクと進み、ちゃんと小学校の発表会当日にはお母様がた全員に連絡が周り、プレゼントの準備も出来ていました。

うーん、カーチャン達は頼りになるなあ。
次女子の発表会を見に行くだけの用事だったのに、ちゃんと担任の先生にプレゼントを贈る事ができます。
みなさん、スマン。

発表会終了後、お金を集める係の人のところに行きましたら、立派な豪華蘭の鉢植えがちゃんと整っておりまして、
「じゃ、渡すのは役員さんからお願いします」
と言われて、嫌な汗がドッと吹き出してしまうw

何も考えていなかったので、とりあえず、
「えー、今日の発表会はみんな元気に良い発表が出来て良かったですね。見ててとても楽しかったですよ。今日、お母さんがたが発表会を見終わってもこうやって残っているのは、実は先生の結婚のお知らせを知りましたので、お祝いを渡そうと思ったからであります」
などとテキトーな事を言うワシ。

蘭を手渡しながら、
「このたびは本当におめでとうございます。どうぞお幸せに!」
と言い放って(?)拍手してあとは誤魔化すワシ。
蘭の鉢植えは見事で、黄金色の花房がゆっさゆっさと担任の腕の中で揺れていた。