山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Born in the 60's Tour 10/2 その2

機材の並びから行くと、トモフ、ピーズ、ピロウズの順番のようですね。
実はワシ、トモフ初体験。
かつてはカステラ(懐)のヴォーカルとして一世を風靡した事もある彼。
おじさんになった今、どんな感じなんでしょうね?
PVとか見る限り、未だに「モテモテ光線」は出ている気がしますが。

んで。トモフスキー・バンド登場。
トモくんのMC。
「まさかピロウズがこんな事になるなんて思いもしなかった(思いがけずブレイクしたという意味らしい)」
さわおくんには感謝だ!こんなツアーに連れてきてもらって。このツアー楽しい!」
「でも、問題があって。各所廻っていると、どうしても最後の出演がピロウズになって、バンドも3つ目になるとお客さんが疲れてノリが悪くなるらしく、さわおくんの機嫌が悪くなる」
「お願いだから、体力をピロウズまで温存させてノッテください」
「それではノリの練習です」
(と、言いつつ、野球の試合の時のような感じで手を叩きながら)
<font size=7>「さ・わ・お!さ・わ・お!!さ・わ・お!さ・わ・お!!」</font>

何度もコールしているうちに気になったらしく、さわお本人が楽屋から二階席に登場。
<B>「呼ぶんじゃねえよ!」</B>と怒って叫んでみせるので観客思わず爆笑。
ステージの上も下も楽屋も全部楽しいツアーみたいですね(^^;

トモフスキー初体験でしたが。
なんか、スゴク良かったー!(素直な感想)
人生に対する深い諦念と無頼が、可愛くPOPな色に染め上げられて、軽くあくまで軽やかに歌われるっつーのが新しいわ。新しすぎだわ。
まさに、「21世紀のキュート系無頼派
文学の世界に耐えて久しい絶滅危惧種無頼派な男はこんな場所に居たんですよ。素晴らしい!

キャッチーでPOPな楽曲も深い考察と自省に満ちた歌詞(「病気がちなのは病気が強いから」=「ワルクナイヨ」とか)も素敵。
「偏差値が高い男の無頼その中年以降の人生」という感じで興味深かったですね!

トモくんも最高にご機嫌で、「楽しー!今日のお客さんイイー!!」と何度も言っておられました。
バスターズは初聴きの音楽でもノリがよければガンガン踊ってくれる調教の行き届いた子たちですからねw