山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

エイリアン退治

大雨の中、買い物から帰ってきたら夫が、
「銀色の郵便受けの中を見て!」とか言う。
絶対ロクナモンじゃないし(ーー;
「やだよ、絶対に見ない!」と返すと、
「ちぇっ、中身がエイリアンみたいで面白いのに?」とか言う。

「なにがエイリアンだって?」と聞き返すと、
「蟻の卵!」と嬉しそうに夫。

この銀色の郵便受け、最初の頃はちゃんと郵便受けとして使っていたのだが、銀色で目立たないので郵便を届ける人に気がついてもらえず(家の前に堂々立っているのに!)
足元のプランターに植えていたワイヤープランツ(98円とかで買ってきた極小植木だったのに)が伸び放題に伸びて、わっさわっさと茂り放題に茂ってしまい、物凄いボリュームでこの郵便受けの柱を覆い尽くしてしまってて。
我が家では通称「もりぞう」と呼ばれております(ーー;

あまりにも不遇だったので、改めて目立つ真っ赤っかの郵便受けを買ってきて、家のアプローチの道筋に立てて。
今はそちらを郵便受けとして使っているんですね。

銀色の郵便受けは今は基本、使ってなくて。
新聞の元旦号とか。赤い郵便受けに入りきれない巨大郵便物を入れるときだけ使ってて。
ソレ以外は、次女子がジュエル(白猫)に意地悪して「おしおき」と言いながら押し込んで蓋を閉める時ぐらいにしか使ってなかったんです。

「そう言えば、ココ半年近く銀色の郵便受けの中身を見てなかった」
と思い直して、庭箒片手に銀色の郵便受けを開けてみると…

中にはびっしりと高さ2ミリ程度の乳白色のアリの卵がうず高く、降り積もった雪のように折り重なって小山になってて(ぎゃぁ?)
その上をお世話しているアリさんたちがせっせと右往左往しております(ーー;

コレが整然と隊列を組んだみたいに卵が並んでいたなら生理的な嫌悪感で見ることも無理だったと思うのですが。
幸いなことに(苦笑)、なんか。モロモロと小山が崩れては降り積もって…みたいな感じでの卵群の塊だったので、決然とまなじりを上げて庭箒でガッシガシと掃き出すことが出来ました!

多分、夫は恐ろしくて触ることも出来ずに放置してたんでしょうな。
オラオラ!ワシが片付けてやったぜ!!