山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夏ですね

今年も無事、梅蜜が出来ました。
娘ズに手伝わせて、青梅にプスプス穴をあけて漬け込んだ我が家製の梅蜜ですよ。

夏バテしないように早速今から飲みましょう。ゴクゴク。
今年はグータラって白砂糖で漬けたので、瓶の底に白く沈殿しているものがありますね…
(やはり氷砂糖で漬けるのにはちゃんと意味があるのです)
でも味にはなんの支障もありません無問題!(断言)

今日の朝方。ボイスと散歩に出たら、カラスが何かを執拗に狙っているのが見えました。
「ん?」と思って近づくと。

アナグマの赤ちゃん…」(ーー;
まだ生きているのですが、親とはぐれたのか?
体長20センチくらいの大きさです。
アスファルトの路上を横断しようとカラスから逃れようと必死に移動しております。

ケガなのか?後ろ足がヨロヨロしております。
そこを狙われているようで、「早く倒れろ?」と言う感じでハシボソが背後からストーカーしております。
アナグマの赤ちゃんは少しずつ前に進んでは、「疲れた」という感じでヘタリ込み、あともう少しで梅の木の根元の深い藪にたどり着けそうです。

「親は居ないのか?」とキョロキョロ見渡しても親がいる気配がしません(アナグマは夜行性)
とりあえず近づいてみると、ワシとボイスに驚いてカラスは慌てて逃げ去ります。
その隙にアナグマの赤ちゃんは目の前の藪を目指してせっせと逃げてゆきました。

「藪の中に隠れていれば夜になって親がさがしにくるだろう」と踏んで、そのまま散歩を続行。
すると、ボイス(最近耳も遠いし視界も悪い)。ようやくこの段階で自分の近くにアナグマが居ると気がついて、
「おりゃ??!アナグマの匂いやんけー!!」とアナグマの後を追いたがってヒト騒ぎ。
「いやいや、アナグマは放置の方向で」とボイスを説得して散歩道を急ぎます。

最近は怪我した野生動物を見かけても「拾わないように」って言われるんですよね。
なので、遠くからアナグマの赤ちゃんが藪に無事突入するさまを見送って、そのまま散歩続行です。
「野生の動物は自然なママが一番」
まるで白土三平の世界ですが(年がバレる)オオサンショウオウでもなければ、怪我した野生動物は保護しません。
アナグマはこの季節子供を引き連れてぞろぞろ移動するんですよね。
その途中ではぐれたかな?