山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

書き忘れ

そうそう。「ロックの学園」の本放送(?)はNHK Hi-Visionにて5/10から三夜連続みたいですね。
コッチの方はまだマシな(苦笑)編集になっているんじゃないでしょうか?
清志郎トリビュート」とか言うからおかしな事(商売臭?)がしてくる。
ま。売れるウチに商売にして集金するのは商売の基本ですけどね。
言ってること(愛と平和・愛し合っているかい?)とやっていること(集金)がかけ離れすぎてて、思わず目を逸らしたくなります(逸らしちゃったけど)

で。思い出しました。
この「ロックの学園」でもピロウズが一瞬だけ、予定になかったRCのコピーをやったんですよね。
(人づてに聞いただけですが)

その時もさわおがギターでジャカジャカとひとりで勝手に始めて、ソレに続いてバンドがついてきてワンコーラスだけRCのコピーがピロウズのセッションにより行われたそうです。

ライヴで時々(ラッキーな人は)見ることが出来る、打ち合わせ無しで行われる(例の)即興ですね。
バンドの足腰の強さを見せつける(本人にその意識はあまりないのかもしれませんが?)あの、
「インスタント・ピロウズ」な場面。
なんの曲をやってても。打ち合わせなしでも。
さわおの「せーの」で曲が始まれば、瞬く間にどんな曲でもピロウズの音になる。
その音楽のエッセンスを空中から取り出して、「ピロウズ味」にしてくれる。
あの、音楽の魔法の一瞬。

アレを見ちゃうとファンは、「やっぱりこのバンド、スゲー!!」って持ってかれちゃうんですよ(^^;
んで。さわおはソレが全部自分の手柄みたいな顔をして、「やれると思ったけどやっぱりやれたぜ」みたいな表情で「にやり」と笑うんですよ。

「いやいや違う。ピロウズと言う装置を手に入れたその一点においてのみキミは凄いんだよ」とワシが突っ込む瞬間です<冷血

きっと音楽をやる人ならみんなが欲しがると思われる、「音楽の衝動」「音楽の楽しさ」「音楽の凄さ」をあっという間に体現して見せるバンドです。
そんなバンドは、実は世界中探しても殆んど居ないんですよ。
上手いとはヘタとか。
コレはそーいう部分とはまた違った才能なんですよ(多分)

だからこそ、こんなに夢中になって。
ある意味、自分の人生の支えとなって。
根拠はないけど、「頑張ろう」って気になるんです。