山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

お見舞い・会社訪問

すると、その女性。
「詳しい話をしたいので、是非、会社においで下さい。コレが地図です」
と名刺大の地図を下さる。
そろそろ長女子が乗った電車が駅に着く頃に、
「突然声を掛けまして失礼しました。あまりにも可愛いのでこのチャンスを逃したくなくてお声掛けさせて頂きました。是非、お姉さまも一緒に会社にいらしてください」とどうやら急いでいたらしく、その女性、さっさとその場を立ち去られた。
名刺を見ると、「取締役専務」と書かれていた。

ところが。
待てど暮らせど長女子が現れませんw

「絶対、乗り過ごしたと思う!」とワシ。
夫は「もしかしたら、待ち合わせの場所がわからなくて駅で待っているのかも」とか言う。
そんなバカな。
この寒い日に吹きっさらしの駅で待っているような人はおらんじゃろうて。

ケータイで呼び出すと、「乗り過ごした!」との事(ーー;<font size="-2">ヤッパリネー</font>
取って返すのを待って、ようやく長女子と合流。
スカウトの話をすると、「へー」と中途半端な表情をしている。

ま。突然すぎるし、こんな田舎でスカウトなんて嘘っぽいよな。
とりあえず、次の日はお世話になった方のお見舞いに行くことにしていたので、ついでにモデル・エージェンシーの会社を見学に行くか?と決める。

翌日。
お見舞いに行くために一家四人で病院を訪ねる。
初めて行くところでしかも大病院なので、院内で道に迷って右往左往w
ようやくたどり着いた病室ではお世話になったお方が、挿管されて横たわっておられました。

手術後、肺炎になるのを防ぐためにこの処置を受けたそうですが、この為に流動食生活になり、管が外せないようになってしまわれたそうで。
娘たち、そのあまりの変貌ぶりに涙が止まらなくなってしまって、病室に居る間中、殆んど泣いて過ごしておりました。

…お見舞いに来たのにずっと泣いてて、スイマセン(ーー;

「また必ず来ますね」と言ってお別れする。
奥様がいらっしゃらなかった(家に戻って新聞を止める手続きをなさってたらしい)のでお見舞金も渡せなかったし…ダメなワシら(ーー;;

移動してモデル・エージェンシーへ。
尋ねてビックリ、メチャクチャ立派な会社。
豪華&きらびやか!
田舎者の一家四人、唖然としてしまう。