山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

出張一日目 その4

日記の読者様から情報を頂きました!(・∀・)
皆様のご助力で成り立ってます、山麓日記帳(平伏)

国立科学博物館の前身は1877年、現東京芸術大学の位置に建てられた教育博物館なんですね。
関東大震災で倒壊して施設と標本の全てを消失したものの、1930年に上野新館(現在の日本館)が再建された__のだそうです。

上から見たら飛行機の形をした建物なんですよ。
「なんでこの形?」とすごーく不思議な気がして。
「もしかしたら、飛行機関係の政府機関の建物だったのかなあ?」とか思っていたのですが、最初から博物館だったんですね。

そしてココが大事!!→「中央ホールの壁は、イタリア産の大理石。上方には、小川三知と伊東忠太デザインのステンドグラスがあります。」

<B>ぎゃぁあ??!</B>

現場で一瞬、思ったんですよ!
「コレはもしかしたら伊東忠太デザイン?」と。
でも「にしては、絵柄に笑いの要素(妖怪っぽさ)が少ないなあ」と不審に思ったので、スグにその考えは自分の中で打ち消しちゃってたんですけど。

でも、もう一人の「小川三知」って誰??
目の前の四角い箱で調べると…
鳩山会館のステンドグラスを作った人」か。なるほど!あの鳩柄のアレね。
デザインが伊東忠太で、それを実際のステンドグラスに起こしたのがこの小川三知なのね。
その間に笑いの要素がちょっと抜け落ちちゃったのかな?

それにしても、なんで科学博物館に鳳凰のデザインなのか?がワシは不思議で不思議で仕方なかったんですよw
現場では延々首を捻り続けていました。

だって。普通、博物館だったら、まさに「知の殿堂」ですよ。人類の英知を集めた収蔵庫ですよ。
なんでソコに(空想上の動物である)鳳凰のステンドグラス?普通は植物柄とか知の女神(アテネ)柄にするんじゃないですか?

しかも建物の形は飛行機だし。
「外は飛行機中は鳳凰」って、考えてみたら変じゃないっすか?
伝統と最先端科学。
呪いと発明。
実に相反する要素をお互いが持っているじゃないですか。

もしかしたら、金閣寺の屋根の上に鳳凰が乗っている事と関係があるのかも?しれませんね。
鳳凰は「火の属性」の霊鳥。
震災で焼失した先代博物館の轍を踏むまいと、その大天井に鳳凰を著し、「火除け」としたのではないかしら?
ワシはそう睨んでみました(^^;