山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

出張一日目 その3

レストランのある「地球館」から見学開始。
まー、何でもありな雑多な展示で(苦笑)
科学史や自然科学の知識が潤沢にあれば、楽しい展示内容なんでしょうが…
HSロケットに搭載されてた「本物の」人工衛星無人実験室)を見ても。
「うん?」くらいにしか思わないオバちゃんには猫に真珠(<可愛い気がするw)
どう見ても自動織機にしか見えない大型の計算機とか、東芝の創業者である久留米の「からくり義右衛門」製作和式置き時計とか。
絶滅した大型哺乳類の骨格標本や<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%B1%E3%83%84">「カイロウドウケツ(偕老同穴)」</a>まで。
地球のありとあらゆるモノが展示されています。

「カイロウドウケツ、本物を初めて見た!」思わず感動するワシ。
でも展示は他のフツーの海綿類とごっちゃにさり気なくおかれているんですよねw
どうもココの展示は「ありがたいものとそうでもないもの」が等しい感じで展示されてて。
悪い意味で平等主義?(苦笑)

もっと、「オラオラオラ!●●さまのおなりだぞー!」みたいな「演出」も必要だと言う気がしましたよ。
巨大なオオナマケモノ骨格標本を見ては、「こんなもの、絶滅してくれててヨカッタ…」とか呟いてしまう不謹慎な客ですがw

お次はいよいよ「日本館」へ。
ネオルネッサンス様式の作りがとてもステキ。
「でも、なんでステンドグラスのパターンが全部鳳凰?元々なんの建物だったんだココは??」(謎は未だとけぬまま)

こちらには日本に関わるありとあらゆるものが展示してあります。
基本、ココはどこでも写真撮影可能!な太っ腹な博物館なんですが。
唯一、撮影禁止なのが、「江戸時代の女性のミイラ」です。

コレがねー。
なんとも神々しいくらい「キチン」となさっているんですよ。
埋葬された時の条件がたまたま偶然に重なって、結果としてミイラが出来ちゃったという物件なんですけど。
その着物の着方。
きちんと美しく結い上げられた髪の毛の一筋一筋が。
なんともつましくもちゃんと生きた人だったんだろうなと思わせる存在感があって。
ちょっと感動しますね。
こんなものまで展示されているとは思いませんでした。