山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

音楽の時間です

例えば。
外タレのライヴでお客がヤジ飛ばして、ステージに上がっている人がキレて悪態ついて返したのって…正直、イギー・ポップでしか見たことがないですね。
「あの」ピストルズでさえ(お客さんにアレほど気合の入ったパンクスが勢揃いだったのにも関わらず)ヤジは無かったですね。

チャットモンチーの時も思ったんですけど。
もしかしたら、声掛けとか、ヤジを飛ばす人って「オレはここに居るぜ!」的な自己顕示でやっているんじゃないですかね?
「たとえ、嫌われてもいい。怒られてもいいからとにかく目立ちたい」「好きなアーティストに振り向いて欲しい」「オレに(アタシに)気づいて?!」って動機があるような気がします。
あまりにも子どもっぽいと言えばその通りですが…

でも、そうとでも思わなければ、あんな大声でしょーもない事言ったり、失礼な振る舞いに出て平気で居られるその神経が理解出来ません。

自分のやっている事が演奏の妨害や、ステージに立っている人の気持を逆なでして、その精神状態に影響を与えているってなんで考えないんでしょうか?
ステージに立っている人だって人間なんですから。
嫌な事言われて気持ちを乱されたら、やっぱりその気持を引きずると思うんですよ。

せっかく年に数回だけ見られるステージなんだから(地方ファンは下手したら年に1回!)
気持ちよく、楽しく最後まで過ごしたいのに、ホンの数人の勘違い客のせいで「自分の大事な時間」が台無しになるとしたら…

手っ取り早く飛び蹴りしに行く鴨。

でも、それもこれも、「自分一人対バンド」って思っているからですよね。
そしてさわおも今ツアーは「バンド対観客●●百人という気持ち」では回ってないと思うんですよ(そんな発言もしていたし)
自分がかつてファンだった(今も?)バンドやアーティストのライヴを見に行く時は、自分が何百人か何千人かのうちの一人だなんて全然思ってないわけでしょ?
「自分一人対バンド」と思って本気で楽しんで見ているワケだし。

でも、その「自分一人対バンド」ってのは「自分が話しかけたことに対して返してくれる事」や無理矢理強引にアピールすることじゃないんですよ。
さわおに愛されて大切にされているバスターズとして、大いに盛り上がってこの音楽の最上の時間を楽しく過ごすこと。
コレに尽きると思うんですけどね。