山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「トップランナー」怒髪天の巻を見る

九州・沖縄では遅れて放送された「トップランナー怒髪天登場の回。
ようやく見ましたよ!(・∀・)
期待に違わず、やっぱり凄く良かった。
なんか、見てて胸にズーンと来ましたね。

登場曲も鳴ってないのに既にお客さんたち、手拍子満載(パパパンパパパン☆のいつものリズム)だし。
増子さん、自分で入場のアナウンス(リングアナ風w)やっているしw
なのに、NHKでの紹介のされ方が、「平均年齢42歳の親父バンド」「現代の蟹工船バンド」とか(??;
いや、そんな風に思ったことがなかったぞ!ワシは。

ワシは純粋に「カッコイイ男の美学バンド」と思っていたので、「受け取り方が随分違うなあ」(エリート集団NHKと貧民一主婦ワシの受け取り方の差か??)と思いました。
しかもサラリーマンの支持を集め…って言っていたけど。
怒髪天好きのサラリーマンって、ワシはあまり知らないような?
どっちかというと、若い女性に圧倒的な支持がある気がします。
「男に生まれたら、こんな男になりたい!」
「女だけど、男らしく凛々しく誇りを持って生きるぞ!!」
と、そんな覚悟を持って聴いている若い女性のファンが多いような気がしますよ。

ヴォーカルの増子さんは、男女両方から憧れられる存在。
日本人ならこうありたい!って姿でしょ?
貧乏でも心正しく。
時に狂犬(怒るとコワイ)。時に菩薩。
まるで痛快冒険譚の主人公のように天衣無縫、ハッピーオーラ満開。
己れのワーキングプアーっぷりを自分で笑い飛ばし、エネルギーに変えて聴き手に注入して下さる。
女性に対して(恋愛モード)もこれ以上、真面目な人を聞いた事がないくらい真面目。
義理と人情と愛と怒りに生きる男ですなあ。
こりゃ、みんな憧れても無理はない。ワシも好きです( ^ω^)

メンバーの話も良かった。
色々苦労の末(結成25周年。活動休止期間丸3年)、今また音楽に夢中な人たちなので。
いちいち、言葉が胸に染みましたね。
歌詞とメロディの関係性とか。
生まれた楽曲は歌詞を入れることで初めて魂が宿るって事とか。

ずーっとこのままこの4人で音で遊んでいたい。
たとえバンドの形態が変わってしまって、コーラスグループになったとしても、一緒にずーっとやっていたい。

なんかねえ、もう、泣けるw
ピロウズと並んで「死ぬまでバンドを続けて欲しいバンド」の一つです、怒髪天