山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

終点ありきのミステリートレイン

まあ、新聞の方はね。
取材しに来た記者の人の中に「既に欲しい答え」はあったから、ワシのインタビューをちょいちょいといじって、その答えに近い答えにした__というのが本当の所なんでしょうけど。

結論は最初から出ていて。
インタビューの対象なんてあってもなくても全然構わないんですよ。
「欲しい答え」がそこにあればいい。
本当にその相手が言った言葉か?とか、そんな意見を持っている人だったのか?とか、そんなのどうだっていいんですよ。
如何にもそんな意見を言ったかのような、それらしい対象が目の前に居ればいいのですよ。
写真を掲載して、「この人が言いました」と書けば、彼の仕事はソレで終わりです。

でも、当時は激しくむかつきましたねー。

「なんでこんな言ってもない事をワシの意見として新聞に書かれなくちゃいけないのよ。しかもワシには反論しようにもその場所はない」
と呆然としましたが。
ま。世間的には「変な意見を喋っている変な若い女がいる」くらいの認識で読み飛ばされた記事でしょうけど。
でも、あそこに書かれてた意見はワシの意見じゃないんだよねえ。
(その後、同じ会社で働いていた人と偶然百貨店で出会ったら、「あのインタビュー読んだよ、凄いねえ!」と言われて苦笑するしかなかった)

一緒に取材を受けた友人と、「ま、新聞に書かれている事なんて、爪の先ほども信じてないから別に良いけどw」と笑い話にして終わりましたが。

でも、TOYOT●の名誉のために一言付け加えるなら。
その後、TOYOT●本社直々に取材を受けるチャンスがあり(初代プリウスのユーザーだったので)
愛知から我が家に取材の方々がはるばるいらっしゃった事がありました。

その時は有りもしない事、言ってもないことを書かれる__という事は皆無でしたよ。
「やっぱり本社の人って違うんだなあ」と感心しましたw

ワシの文章も一言一句、全部手直しすることなく、全文、そのまま掲載して下さって。
次女子がお腹にいるときだったのですが、その姿(腹が出た妊娠姿)も写真に撮って貰い。見開きのやたら読み応えのあるwカラーページになりました。
ステキに記念になりました。

その後、初代プリウスはスグにバッテリーの不具合が出て、怖くなって即座に売っぱらっちゃいましたが。
それはまた。別の話(??;