山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

阿修羅展の見方

つまり、今回の日記は、「阿修羅像を見に行くと、もれなく、目にクダラナイものを上書きしようとする邪魔者もいっぱいついて来るから気をつけてね♪」って事でした。

いやー。本当にコレだけ障害物が多いイベントも珍しいと思います。
普通は主催者側もメインの催し物に全勢力を注いでいるから、満足して帰る場合が殆どなんですけどね。
てか、こんな事は初体験?
49になろうかってえのにまだ人生に初体験があるのか…驚きですね(^^;

しかもその「クダラナイ目の上書きをしようとするモノ」というのが、一見、「コレは良いものだから見て行きなさいよ」って感じで、親切心満々で差し出されているのがなんともいただけない&不愉快な話でしたね。
しかもそんな風に親切ごかしておいて、その実は金儲け主義満々というのもなんとも不愉快な気分にさせられました。

せっかく、本物の良いものを見て、目が栄養でパンパンの「目グルメ状態」になっていたのに、凄く残念な物件を二つ(彩色阿修羅像&卓上阿修羅像フィギュア)も無理矢理見せられたもので、台無しになってしまいましたね。

あまりの眼福さに栄養で満々になって目が、更に血走るくらいの勢いでギンギンにみなぎっていたのに、クダラナイモノを見た途端、眼球が見る見るやせ細って行き「<font size="-2">しょぼぼーーーん</font>」と眼窩からこぼれ落ちそうな気がしましたよw

出来ることなら「目グルメ」の状態のママで家に帰りたかったですなあ。
せっかく入場料1300円×二人分も払ったのに。凄く残念な展覧会でした。
「普段の生活の中でならともかく、高い入場料を払ってせっかく良い気分になっている所にクダラナイモノを無理矢理ワシに見せるのは禁止!」
とブー垂れながら帰宅。

夜、長女に「阿修羅像どうだった?」と訊かれて、
「常設展とフィギュアの販売ブースさえ見なければ幸せに帰れます」
とアドバイス(^^;
「阿修羅像と四天王像だけ見て、あとは余計なモノを見ず、走って帰れば幸せになれます」と言うと、
「なんだソレ」と長女に呆れられました。

阿修羅像も良かった。四天王像も素晴らしかっただけに残念な事です。
てか、「出来の悪いコピー」を二種類も見てしまったので、なんとなく本物の阿修羅像の印象が霞んでしまったのが残念無念。

てか。いつかは興福寺に康慶と運慶の作品群を見に行かなきゃね!