山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

FLAG STAR

んー、聴けば聴くほど良い曲だな「FLAG STAR」(・∀・)
やっぱり凄く面白い曲ですよね。しかも良くできている。
このアルバムのために「One Upon a time in the pillows」を買ったという方も多いでしょうが(^^;

思いの外良くできたベスト盤で>「One Upon a time in the pillows
(でも、考えてみれば。2001年以降の代表曲がババーンと入って居るんだから、良くて当然ですが)
さぞかし、皆様方の愛聴盤になっていることとお喜びを申し上げます♪

この流れの中で聴く「FLAG STAR」はまた格別ですよね。
こんな凄い曲を5年間も隠していたピロウズって凄い…(;´Д`)

本当は「FLAG STAR」は、アルバム「GOOD DREAMS」に入る予定だったのかな?
でも、この曲が「GOOD DREAMS」に入っていたら、印象が全く違っていたでしょうね。
あのアルバムでは終わった恋を歌っていても、なんとなくまだ夢見心地でふわふわしてて、夢遊病の人のようにヨロヨロと君の面影を追っている印象で、それがまた幸せだけど悲しい…みたいな印象で。
そこが良かったんですよね。

もしも、スタジオで即興で出来た「フロンティアーズ」の代わりに、この「FLAG STAR」が最初の予定通りにアルバムに収められていたとしたら…
もっとシリアスで暗いアルバムになってたんだろうねー(^^;

この何処にも救いのない。
容赦ない絶望のラブソング。
自分の無力さを嘆き悲しみ、全てが終わってしまった後もなお向き合わなければならない残酷な運命。

ピロウズの歌は常に何処かしら希望が、まるでパンドラの箱の縁にしがみついて最後にひっそりと現れた時みたいにあるのが最大の魅力なので。
この救いのない、希望のないラブソングは辛いよね。
思わずバスターズどんビキw

でも現実には十分あり得る瞬間なんですけどね。

2004年の時点でこの曲を発表するタイミングを失ってしまって良かったのかも。
音も、このミキシングのせいなのか?すごくゴージャスで、「スケアクロウ」以降のピロウズをもしも第四期と定義づけるのだとしたら、全くこの「FLAG STAR」という曲は第四期に位置すべき曲でしょう?

2004年の段階(結成15周年)で既にピロウズの第四期到来は約束されていたって事か。
怖ろしいバンドだなピロウズ