多分ね。
黄色い方(Rock Stock & smoking the pillows)は、新規ファン向けって感じなんじゃないでしょうか。
「ピロウズってどんな感じなの?」って気になっている人には良い感じで。
さくさくっとココ2?3年の雰囲気を手っ取り早く判って貰えるには、うってつけのアルバムな気がします。
(しかし、それでもなお「FLCL3」のコストパフォーマンス&選曲の良さには敵いませんが)
この微妙な選曲とか曲順も含めて、「如何にもピロウズっぽい」でしょ?w
エイベックス移籍以降のピロウズの雰囲気が知りたい人には向いていると思います。
それと、オールドファン(苦笑)には、古い曲の新しいヴァージョンが嬉しいでしょうし。
でも、あの「サリバンになりたい」で新録の方。
サビのバックコーラスに「♪フーッフー♪」とファルセットの声が入っているのは、「単純にメンバー全員で記憶違いをしていたから」だそうで。
そんないい加減なふるまいにもなんらかの意味を勝手に見いだしてしまいそうになるのも、「ピロウズらしいなあ」と思います(良くも悪くも)
アレはてっきり「確信犯でわざとやっているんだろうけど、なんでこんな事になったのか理由がわからないなあ」と思っていたワシは、この話にひっくり返りましたよ(??;
まさか、天然とはね。
しかもこのアルバムが、オリコンでウィークリー7位にランクインしたのを見た時は(テレビ朝日「ミュージックステーション」にて)非常に驚きましたが。
まあ、今までが不当なまでに低い評価だったんだから、当然と言えば当然。
遅いくらいでしょう。
しかし、こなた「イタリアンマフィアの方」(Onece upon a time in the pillows)
コレはなかなか、昔からピロウズを聴いていた人にこそ馴染むアルバムという気がします。
いつもの聞き慣れた名曲が新しい化粧を済ませて、見事な配列で並んでいるのって。
なんだか新鮮な眺めです。
あのシングル大集合盤「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」が単純にリリースの時系列順に並んでいたのからは、随分戦略的(?)になりましたね、キングレコード。
多分、「コレがピロウズとの最後の仕事」と頑張ってくれたのではないでしょうか?
オールドファンにも、新規ファンにも。長年に渡って愛聴されるCDになる予感がします。
黄色い方しか買ってないアナタ!
イタリアンマフィアの方もかなり良いよ、買って!(・∀・)♪