山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

二枚のベスト盤を斬る!その6

思いの外、黄色盤のレヴューに手間取りました。
お次は同日発売されたもう一種類のベスト盤。
キングレコードからリリースされた「Once upon a time in the pillows」(通称「イタリアンマフィア盤)の方、行ってみましょー!

さて。
こなたイタリアンマフィア盤、未発表曲が一曲入っているだけで、2000年に出たベスト盤「Fool on the Planet」から漏れた第3期以降の名曲がゾロゾロと入っております。

実は、実際に買ってこの耳で聞くまでは、
「まあ、今まで世話になったキングレコードに餞別でもくれてやるか」程度の認識でw
「未発表曲以外に聞き所は無いよね」
と思っていたのですが。

すいませんm(_ _)m
ワシが悪うございました…

やっぱりね。表題曲とか、それぞれのアルバムを代表する曲が集められているだけあって。
凄い歯ごたえです。
しかも、音のバランスが非常に洗練されたミキシングになってて、ゴウヂャスなふいんきよ!<ココ笑うところね、一応、本気で「ゴウヂャスなのよ!」と思って書いてますけどね。

「I know you」とか入って居るんで、最初は「はぁ?」( ゚д゚)ポカーン手感じでしたが。
いやー、久しぶりに聴くと良い曲だわ。
でもこの流れだと次に「ムーンマーガレット」が欲しくなるのよね(^^;

しかし、この第3期の名曲達が、さりげなく良い順番に並べられてて。
非常にスムーズに聴けるんですなこれが。

「老練の選曲だわ…」(ごくっ)

レコーディングまでされてて、発表するタイミングを失ってしまった未発表曲「FLAG STAR」の悲しいこと(´д⊂)
シリアスな悲しい恋の歌。
「なんでこの人達はこんなに悲しい歌を今にも死んじゃいそうな雰囲気で歌っていry」(以下同文)
きっとピロウズ初体験だと、こんな風に感じると思われる曲です(??;
もう、暗い暗い。
こんな暗い曲を聴いたのは久しぶりよ。

で、その暗い気分が次の曲で打ち消されるんですよ。
「老練の曲順!!」(・∀・)

なんかね。最終曲の選び方と言い。
なんだかキングレコードから、ピロウズへのはなむけに感じるアルバムですよ、コレは。
「歩む道は分かれてしまうけれど、でも、ピロウズがこれからも成功することを祈っているよ」というメッセージを感じましたよ(深読みしすぎかもしれませんが)