山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

BLUE SONG WITH BLUE POPPIES 4

そうよ、新曲なのよ!<突然w
ピロウズの凄いところは、「必ず次の姿勢を示す」って所ですね。
毎年のアルバムツアーでも、「このアルバムの感じはこんな感じ。でも次はこんな方向に向かうかな」ってものを最後には必ず示している気がするんですよ(気のせいかもしれんけど。でも、ここ数年、ワシの予想がことごとく当たっているのは、多分、ソレを読み取っているからだと思います)

なので、このアコースティックセッションでもちゃんと「次の方向」を示します。
最後に新曲(それも20周年記念作品)を弾き語りで披露って。洒落てんなあ、オイ。

「えー。バンドアレンジになったらこの曲がどんな風に化けるんだろう?」とか。
非常に泣ける歌詞なので、
「こんなの武道館で聴いちゃったら、ワシ、泣いちゃう」(´д⊂)
とかw妄想が広がって物凄く楽しいです!<バカ

でも、さわお、弾き語り上手になったよねー。
安いギターで(5万円)新しい歌を心を込めて歌う。まさに、さわおの本領発揮のシーンでありました。

あ。本領発揮と言えば。

鈴木淳がねー。
ここまでヤルとはねー(感心)

今回初めてアップライトベースでしかも弓で弾くという事をやったそうですが、本当に見事な演奏でしたね。
最初は「ん?なんか淳の前髪が変??前髪がノシイカを乗せて七三に分けたみたいになってないか?」とか思って見ていたのですが。
スグに気にならなくなりましたね。
あまりに演奏が見事で。
この状況にピッタリの演奏で。
「20周年記念、鈴木淳正式加入もありかも?」とイヤな予感(正式メンバーになっちゃったら、メンバーもファンも、そして何より鈴木淳本人のネタが無くなってしまうじゃないか!)がよぎりましたよw

テルミンの音とそのキャラクターもこのアレンジにピッタリで。
時には囁くように、唸るように。
優しく歌うように、かと思えば宇宙音(宇宙は空気がないから音はしないよ♪なんて、無粋な事を言うのは禁止)

今ひとつ、技術的な力の足りないさわおの歌に寄り添うような素晴らしいお仕事ぶりでした。
下手な女声コーラスとか入れるより断然良かったですね。
今まで何度かロックのライヴでテルミンの演奏は見ていたのですが、こんな使い方は初めてだったので目から鱗でした。
技術的にも素晴らしいモノがあったと思いますよ。