山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

BLUE SONG WITH BLUE POPPIES 3

はっ!?DVDも序盤なのに、ワシったらいきなりスタンディングオベーションしてしまいましたw

しかし、なんともこの地味曲がアコースティックで「チン☆」するとなると、神曲に大変身!というのが凄いですなあ。
多分、そもそもの楽曲の性能が良いのでしょう。
あまり深く考えた事はなかったのですが。
こんなに何年もの間、ワシを夢中にさせ続けている&楽曲が繰り返しのプレイに耐える&飽きることがない__というのは、曲がとても優秀だからなのでしょう。
ピロウズの楽曲の中でも殊の外、地味なものたちがこのアコースティックセッションで演奏されます。

「あ、そーゆー事か!」

膝をポム☆と叩くワシ。
あえて、人気曲ではなく、シングルのカップリングとかアルバムの中でも1,2を争う地味なナンバーばかりを取りそろえてわざわざこのステキな会場で凝ったセットの中、アコースティックで演奏するという事の意味を、DVDで見て、初めて理解しましたよ。
(一応、大阪公演にも申し込んだんだけど、見事抽選に外れたんだよ!ヽ(`Д´)ノウワァァァン! )

ピロウズとは自分たちの過去に決着をつけるバンドである」

とはワシが見いだしたピロウズの法則ですがw
やっぱり20周年にコレをやるんですね。
決して日の当たることのない、地味曲に日を当ててあげるという事。
ピロウズ自身とファンの間だけで長年慈しまれて来て、この広大な音楽が溢れかえる世界の中で、自分たちだけで守ってきた揺るぐことなく輝き続けてきた小さな灯火を、改めて世間に出してみて、確認したくなったんでしょうなあ。

それは20周年記念のマーク(枯れ木に星の花が咲いている)が顕しているとおりで。
この20周年の企画が「LATE BLOOMER」(遅咲き)と名付けられているとおりで。

「なんだ、このツアーの意味は最初っから提示されていたんじゃん」(??;
ワシ、気づくのが遅すぎる…

しかも、名演はまだまだ続きます。
「傷跡の囁き 誰もいないパラダイス」のこの繊細な事。
「レッサー・ハムスターの憂鬱」のお洒落な事!
犬ぞり」の男らしい事!
「Our Love and Peace」ってこんなに良い曲でしたっけ?怒りと悲しみをかみしめたLove and Peace。
「さよならユニバース」原曲より良いよー良いよー。
「ONE LIFE」もう、圧倒的なアレンジで説得力で、打ちのめされます。気がついたら目から汁が…(´д⊂)

そして新曲。