山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

エレカシを見限って

しかし、だからと言って。ワシがミヤジを全面的に応援してるのか?
と、言えば、実はそうではない。
基本的に、ワシはもう十数年前にエレカシ(というかミヤジ自身)を見限ったので、この辺りのスタンスはハッキリしているのだ。

つまり、「奴隷天国」なんて歌を歌っていた人が、自分が奴隷天国の王様状態になっているという今の状態は、かつてのファンからしたらやりきれんのよ(苦笑)
ちゃんちゃらおかしいわ。
ヘソが茶を沸かすぜ状態なんです。

ウチの夫がよく、「アーティストはファンを選べない」って言うんだけど、その通りだわ、今の状態って。
エレカシの武道館公演の様子とか見てご覧よ。何処がロックよ(特に観客)
中高年層のおばさまたちが、綺麗に着飾って、ヒール履いてワンピース姿で「憧れのミヤジさま」に熱っぽい視線をお送りになられているわよ?
まるで四様のディナーショウよ?

コレの何処がロックよ?w
豪華、フルオーケストラによる伴奏。
小粋で耳障りの良いアレンジ。
本人達のつたない演奏を助けてくれるバックミュージシャン。ステージ上にはギターが4台?もあるありさまw

「せめて、自称ロックバンドなんだったら、自分たちのバンド力でかかってこんかーい!ガツーンと底力見せろやー!!」
と、ついムカムカしてしまう大人げないワシw(他の人はこうじゃないと思います。ワシが個人的に「ロックバンドに対する考え方」が偏っているだけでこうなっているダケですので、念のため)

なんだかこぎれいに整理整頓されたアレンジが最大気に入らないんです。
もっとつたなくてもいいから。
通り一遍な「耳障りの良い上等なアレンジ」じゃなくていいから。
本来の歌詞とメロディを引き立てるためのバンドのアンサンブル、ギターの音が必ずあると思えるんですよ。

それをメンバー間で格闘しながら最善の方法を探すのが「バンド力」だとワシは信じている節があるんですね。
だから、十数年前にエレカシを見限った。

最近、一瞬、戻ってきた気もしたのですが。
いざ、出来上がった作品を聴いたら、どれもコレも小綺麗に仕上げられた個性のない曲にアレンジされてて、ちーっとも心には響かなかったので、
「なんだ、結局は同じか」
と、諦めの気分が湧いてきた矢先、このラジオ事件w

ミヤジ。君の敵はそこじゃないよ。