山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ヤッターマン」

映画の日だし、春休みだし。って事で一家四人、映画見て来ました。
夫&長女組は「ヴァルキューレ
ワシ&次女組は「ヤッターマン
を鑑賞。

映画館、無茶苦茶人が多い!さすが春休み。
親子連れでごった返しております。
ヤッターマン」も9割方の入り。
「こんなに人気のある映画だったんだ」と感心。

子供が泣き叫ぶ場内でまずは予告編。
「コレは面白そう!」と思ったのは、「ホルモー」でしたね。
栗山千明がめっちゃブサイクな役を演じてて面白そう。
京大に伝わる伝統の秘技「ホルモー」という設定がまず面白そう!
いわゆる「式神」?みたいなものなのかな?
京都のローカルな雰囲気が味わえそうで、シズル感溢れる映画の予感。
5月、休みを取って見に行くか??

一方、「コレはクソ映画の予感プンプンだな」と思ったのは、
「GOEMON」
コレはもう、「なんでこんなモン、お金出して劇場でワシが見なきゃいかんのよ!?何の罰ゲームよ!?」と予告編を見ただけで不愉快な気持ちになれるw希有な映画で。
「コレはワシの敵映画ね」と思ったら、あの紀里谷「華奢ーン」監督作なのね。

「まだこの人に出資する人が居たんだ…」と凄く驚きましたw
誰が見に行くんだろうなー。広末ファンかー?w

で。「ヤッターマン
三池監督の職人ぶりが遺憾なく発揮された作品で。
細かい、指先のポーズとかちゃんと隅々に至る箇所にまで過去作品を律儀に踏襲する事で滲み出る原作へのリスペクトがあるというのが、素晴らしかったですね。
あと、自分のこだわりもちゃんと捨ててないところが素晴らしいw

ココロ正しいだけの正義のヒーロー物語じゃない。
精通前後の少年の燃えるようなリピドーがフィルムの隙間から零れ出しそうな勢いのシーンもちゃんとあって、見てて思わずオバチャン照れちゃったじゃないの(^^;

それがちゃんとお客としてきているお父さんや、その年代の少年達へのサービスとして供されているのにも、彼の映画人としての矜持を見る思いがしました。

「オレも楽しむ、お客さんも楽しんでくれ!」みたいな態度がね。
素晴らしい。

そして何より、深キョンの美しさ!
下妻物語」以来、ワシは彼女のファンなのだが。
あの力強くダイナミックなガタイの素晴らしさ、回し蹴りの素晴らしさw
日本人の女優には他にないタイプで本当に素晴らしいわ!