山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

1986年11月のムーンライダーズ

まあ、1986年7月のムーンライダーズがそんな感じでして。
すると、性懲りもなく(?)その年の初冬にもライダーズ、来福するわけですよ。
しかも、今度はニューアルバム(Don't trust over30)をひっさげてのツアーという形で。

「お、今回は期待できるかも?」

前回の市民会館でのムーンライダーズではその至らなさ(苦笑)に、さすがのワシもちょっと頭に来てましたが、
「いくらなんでも、次の公演はアルバムリリース直後の全国ツアーでの公演だから、意欲的なモノになってくれるんじゃねえの?」
と期待が芽吹いて(苦笑)チケットとりましたよー。

すると開場は「大手門会館」
「なんで?」ワシが結婚したのと同じ年に従姉妹も結婚して。
その式が行われた(しかも花婿の胴上げで、高さを高く上げすぎてしまい、天井を蹴破って大穴を開けてしまった)のが、この大手門会館だったので不思議な気がしたのです。

案の定、音響最悪…(??;

ムーンライダーズは「スーパー・ムーンライダーズ」と名乗って、(年若い)ゲストミュージシャンを多数迎えて、コーラスは野宮マキという豪華版で、まあ、前回よりは実のあるセットリストで演奏してくれたのですが…

「うーん、やっぱりCDほどの完成度はないねえ」(´・ω・`)アイカワラズイロイロトヘタクソダネエ…

が、正直な印象でした。
と、言うか。
最近知ったんですけど、ムーンライダーズってツアーとか入ってても全然練習をしない人たちなんですね(苦笑)

それを「ロックっぽいでしょ?」とか「結成35周年だから云々」と言って、全く悪びれない彼らの姿をテレビで見て、思わず真剣に腹を立てたワシが小物です。はいはい。

「結局この人達ってなんなの?この人たちにとって音楽ってなんなの??お客さんってどーゆー存在なの??もしかしてワシら大いに舐められてんのか、ゴルァ!」
と、ワシが本気で怒って、以来、ムーンライダーズもダイキライになりましたとさw

でも、過去の名作には罪はないのよね。
今でも「アニマル・インデックス」とか聴くと、普通に良い作品だもん。
本人達の人格には大いに問題ありますがw

音楽と自分の実生活、実人生を切り離して考えられる、「装飾品としての音楽」を楽しめる人なら十分、ムーンライダーズ、今でも楽しめるんじゃないでしょうかね?(苦笑)