山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

8時間眠った日は

目覚ましが鳴りませんで…
夜中にフト目が覚めまして、寝ぼけ眼で時計を見たら、3時半だったんですよ。
「あと一時間ちょっと眠れるわね」と目を閉じて、次に起きたら、なんとなく家の中が明るい。

「夜が明けるのが早くなったわねえ」とボンヤリ考えながら。
「今、何時?」と目覚まし時計に目をやって、自分の目を疑った。

「6時26分?おかしいわね、5時前に目覚ましが鳴るはずなのに…今日は休みだっけ?」
しばし、ボンヤリ目覚まし時計を見た後で、悲鳴を上げました。

<b>「ぎゃぁあぁ??????!!みんな、起きてーっ!!!」</b>

親子四人飛び起きましたとも。
猫も起きました。
慌てて身支度して長女を部屋から引っ張り出し、
「とりあえず、車に乗って!!」と車に押し込み、そのまま駅へ。

ワシは先祖伝来の低血圧でして。
こんなに咄嗟に起きちゃうと手足が「はにゃにゃんがぁ??」(かなわない=標準語で「上手く動かせない」の意)状態なんです。
なので、手足に感覚がないまま車を運転したからサー大変(ドジョウは出ません)

信号待ちしている間、ブレーキを踏んでいるはずなのに車がずるずる前に動く。
「あれ?今、ブレーキ踏んでいるよね?なんで前に進むの??」と不思議な気持ちがするんですよ。
「あれ?踏むの間違えている??」
いやいや、ちゃんと右足はブレーキペダルに乗ってますとも。
今、ココで右足を外したら、間違いなく前の車にジリジリとゆっくり追突するはずです。

「いかんいかん、ちゃんと力を入れてブレーキを踏まないと」
で、右足に力を入れているはずなのに、入れている実感が薄い。
「あー、いかん。完全に身体がまだ寝ているわ」
と思いつつ、隣の長女を見ると、まだ髪の毛を編んでない(校則により普段は三つ編み少女)
「なんで編まんの?」と言うと、
「手が、両手がはにゃにゃんがぁ?」と長女。
低血圧の血脈はココにも…(??;

朝ご飯も食べず、弁当も持たず出て行った長女をその日半日心配して過ごしていたのだが。
夜に帰ってきた長女に話を聞くと、
「学食の食券争奪戦に敗れて何も食べずにいたら、バレンタインのチョコの9個目が遅れてやってきてソレを食べた。あと別のクラスの友達がお菓子をいっぱいおごってくれた」
だそうで。
「人の情けで生きているなあ、オレ」と長女。

8時間寝たおかげで母子共に絶好調の一日だった。