山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

生に比重を置く

NHK BS-2の「熱中夜話」を見ていたら、昔のロックコンサートの話を色々やっていて懐かしい気分になりましたよ<最近コレが多いな。年のせいかしら(??;

昔は外タレのコンサートなんて一大イベントで。
数少ないロックファンが大挙して押し寄せては、
「お前ら普段、何処に隠れているんだよ!?」という気分になったものでしたが(今でも、バスターズに限れば、その部分は共通してますね。普段の生活ではまず「私、バスターズなんです」なんて人と偶然知り合う確率なんてゼロですからw)

そんな中でイラストレーターの安西肇が、
「昔はコンサートに行くのは邪道だと思っていた」
という話をしてて、
「ああ、ワシもそう思っていたわ!」
と懐かしく思い出しましたw

なんせ昔は子供だったし、お金ないし、田舎モンだし、外タレのコンサートなんて都市でしかやってないし。
当時熊本に来た外タレなんて、ベンチャーズカーペンターズ、レインボウくらいしかいなかったんじゃまいか?
(もう既に当時、パンクが好きになっていたので、興味がないフリをして出かけなかったんだが、今にして思えば、カーペンターズとレインボウ、行っておけば良かったw)

やはり一番のネックは「チケット代が高い」って事も勿論でしたが(そんなに年から年中自分が大好きな外タレが日本に来るわけでもないので、「行こう!」と思えば、貯めたお小遣いでなんとかなってた気もする)

むしろソレより大きな理由は、昔は音響も悪くて、たまにテレビとかフィルムコンサート(というものが昔はあってな)とかで見かけるコンサートの「音の割れ具合」があまりにも酷くて(??;
もしもこんな悪い音で生を聴いちゃって、そのせいで大好きだったバンドを嫌いになってしまったりしたらどうしよう?
やっぱりレコードの方が音も演奏内容も良いはずだし。レコードは一生繰り返し聴けるもんね。
なーんてw貧乏たらしいけど、ある種の真実を信奉していたんですね。

えーっと。何時の間にワシは、
「ロックバンドなんてライヴを見てみらんとその真実なんて全然判らんのやけん。CDはいいからまずはライヴ見せろやゴルァ。ワシがあんたらの価値を判断しちゃるけん」
とか言う怖い人になったんでしたっけ?