山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

杉と檜

まだ浮いてます>家。
夫が大工さんの手伝いをコツコツとやりながら珍しく肉体労働しています。
大工さんが切り出してきた檜の木材に、大工さんが張り回す作業をする前に一人でペタペタとキシラデコール
http://www.xyladecor.jp/home/products/h01.html
を塗って、木材保護の下準備をしているのです。
(裏面から塗っておくと、実際に張った後の防腐効果が違うらしいので)

しかしこの「重たい木材を持って右往左往しながらペイントして積み上げては乾かして」という作業の繰り返しが思いの外重労働らしく(普段、ペンより重いモノを持たない生活なんで)夕飯時になると、
「うーん、肉体労働の後は飯が旨い!」とか言いながらご飯のお代わりをしてますな。

せっかくバナナダイエットで10キロ減量したのに、こんなに毎日ご飯が美味しいんじゃ、元に戻りそうな勢いであります。

前回(この家が新築時)のウッドデッキの素材は「杉」だったんですね。
もともと「杉材は脆いから10年しか保たないよ」と工務店の社長から言われてたのですが、多少壊れても無理して使い続けて(ケチ女w)14年半保たせたワケですよ。
しかし今回は工務店社長の肝いりで、
「今度は30年保つウッドデッキにしますばい!」との鶴の一声でウッドデッキの素材は「檜」に決定。

今度の工事で風呂場北側の壁も一部張り替えるのですが。
先日、その傷んだ部分を剥がしてみたら、外壁の杉材部分はダンゴムシに食べられて(ヒー。ダンゴムシって木材を食べるんですよ!今回初めて知りました。家中にダンゴムシ、上がってきているもんなぁ。あいつら家を食べ尽くす気なんだろうか?)穴だらけになっていたんですよ。

で、更に剥がしてみたら、家の構造材になっている檜材の柱に行き着いてしまって。
するとなんと、杉材はあんなにボロボロになっていたのに、檜材には一つの穴も開いてなかったんですよ。

「なーるほど。オール檜の家が珍重されるワケだよなあ」と感心。
今、家の前にウッドデッキ用の綺麗に製材された木材が積んであるのですが、近寄るとすっごく良い香りがします。
ツーンとする独特の爽やかな匂い。檜に含まれる油分が香っているんでしょうが、なんとも癖になる匂いでw
親子四人、寄ると触ると檜に顔を近づけて「くんかくんか」と匂いをかいでおります。