山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

初老女一人旅・二日目その3

なんでこんなに急いで福岡に帰っているのか?と言うと、実はこの日、夫は取材で留守だったのよ。
「ワシが早く帰らないと、次女が真っ暗な家にひとりぼっちー!!」(半狂乱)になっちゃうわけ。
そんなの次女が耐えられたとしても、ワシがまず耐えられない。
想像しただけで正気が失えますw
なので、新幹線待合室でとっとと昼飯を詰めて(腹に)新幹線に乗り込み、気を失いながら博多に帰りました。

夕暮れ時の博多駅に着いたら、長女がちゃんと待ち合わせの柱の前で待ってました。
「おう、ただいま!母ちゃんは無事に帰ってきたぜ!!LGTCはレア曲で100%で問答無用に凄く良かったぜ!!!」
と言うと、長女から殴られましたw

旅行中のあれこれを長女に話しながら電車に乗っていると、途中から友人の息子が乗り込んできて、思わず「あ、Aちゃん」と声を掛けてしまう。
(おかげで彼は連れの友達から、「お前、近所のオバチャンからAちゃんなんて呼ばれてんの?pgr」と言われてた)
芳紀まさに18歳なのについつい小学生の頃の感じで呼びかけてしまう。
昔から日本人の血を感じさせないルックスだったが、いよいよ見た目はまるっきり白人になってました。

最寄り駅に戻って来たので、駅ビルで刺身とお肉を購入。
「母ちゃんの夕飯!」と長女喜ぶ。
「父ちゃんも家事を頑張ったんでしょ?」と言うと、
「でも朝起きられるかどうか心配で、夕べはろくに眠れなかった」と長女。
父ちゃんはグースカ寝てたのになあw

急いで家に帰ると、次女はボイスとちゃんと留守番できていた(泣いてなかったよ)
ボイス、ワシを丸一日ぶりに見るので大喜び。
「母ちゃーん、何処行ってたのよー?」とキュンキュン鳴きながら甘える。

「一人で泣かなかった?大丈夫だった?」と次女に訊くと、
「なんで泣かなきゃいけないんだよ。泣いてねえし」と次女言う。
一人で頑張ってお留守番、偉い偉い。ちゃんと宿題も全部終えていたし。良い子だなあ。

早速夕飯を作り、三人で「美味しいね」と言い合いながら食べる。
「夕べはお母さんが一緒に布団にいなかったから、なんだか勝手が違って、全然眠れなかったよ」と次女が漏らす。
よしよし今夜はだっこして寝てあげような。

深夜、取材を終えた夫を迎えに駅まで。
タキシードで電車で帰って来ると思っていたら、ちゃんと着替えを持って行ってて、ジーンズで帰宅。