山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ジャズを見てきました

帰ってきたぜ、ただいま。

見てきたジャズのバンドはこちら↓

http://www.swingamor.com/
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1000360823

ふーむ、なんというか。
「漂白されたパリッパリに糊が利いたリネンのシーツ」みたいなジャズでしたよ。

非常に端正で、清潔で、漂白されたような、官能とか情動とは無縁の音楽でした。
ジャズなのに、こんなに潔癖な音楽は初めてだったので面食らいましたが。
うーん、綺麗な物好きな人には良いでしょう。

ワシは毒が多すぎるなwこの隠しようのない毒!

多分、日本人には多いタイプの音楽家だと感じました。
完璧なコピーを目指す方向性とか。

残念、ワシの趣味ではなかったですが、オリジナル曲は良かったです。
ここに「次の活路」がある気がします。
新しい曲をバンバン書いて。
メンバーとがんがんセッションして。
次の地平を切り開いて欲しいなあと思いましたよ。
テクニックはある人なので、その向こう側を目指して欲しいなあ、もったいないなあと感じました。
でも、若いから大丈夫w

ただ弾くのではなくて、奏でる境地にまで行けるはずです。
まだ道は先に続いている(はず)<本人の情熱があればね。

もっと自分と向き合って、メンバーと向き合って。
観客と向き合って。音楽と向き合って。
そこで初めて見えてくるモノがあるんだと思います。

長く音楽を続けて欲しいなあと思いました。
ジプシースイングジャズと言いながらスイングしないのはちょっと厳しかったかなあ。
ジャンゴの色気を模倣せよとは言わないから。
せめて「音楽を奏でていることの喜び」はもっと表現していいんじゃまいか。

禁欲的すぎてもったいない。