山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ローン完済

本日、人生に一区切りがつきました。
いや、なに。家のローンを完済したってだけの話なんですけどね。
なんか実感がまだ湧きません。
何故かしら、首のあたりがスースーしますし<根っからの貧乏性

48歳にして借金ゼロの身の上になりました。
綺麗な体になりました。
お嫁に行けます(違)
その代わり貯金もありません(爆)

元はと言えば、子供を持つつもりもなく、一生貸家で過ごす気分でいて(というか、自分が持ち家に住めるなんて、若い頃は夢にも思ってはいなかったので)
まあ、なんとなく、老後を過ごすためのマンションを買う頭金にでもすればいいか?程度で始めた夢がいつのまにか育ってしまって(苦笑)
おりしもバブルが崩壊した直後。
子供は生まれるし、この先業界はお先真っ暗闇だったので、
何気に見かけた不動産広告に出ていた土地を買ってしまい(衝動買い)
家まで建てちゃって(狂気の沙汰)

「ちょっと田舎に疎開するか」と自分の心の中では戦時中モードで。
バブル崩壊後の、ざんぶざんぶと押し寄せる波を避けて山奥で隠遁生活を開始。
そこで犬やら猫やら飼うウチに、子供がもう一人増えちゃって。

「これからワシの人生ドーなるのー!?誰か教えてーー!!」
と悲鳴半分で過ごしていたのですが。

いつの間にか、バブルが去った後、忽然と消えた業界人も数多く。
細々とでも我が家が未だにデザイン業をやっていられることが不思議で仕方なく。
それもこれも、夫の職能と、ワシの内助の功のおかげだな!と腰に手を当てて呵々笑いをかましても、誰も聞いてくれません(??;

今日は「ローン完済祝い」で夫婦でこっそりお寿司を食べてきました。白昼堂々と。
二人で8千円なり。
キャー☆子供には言えないわ、口が裂けても言えないわー!
<b>王様の耳はロバの耳ー!!</b>

いつかはローンを払い終える日が来て、その時はきっと物凄い開放感と至福感包まれるんだろうな?と想像していたのですが…
実際はそんな事無いですね。
だってワシの人生はまだ続くわけですし、子供もこれから大学進学したりするだろうし。
次女にいたってはまだ10歳。まだまだ手がかかります。

明日から心機一転、また頑張るよ。