山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ワシ的至宝映画五指

先日長女と話をしてて「この映画は<B>ワシ的至宝映画五指</B>に入るな!」とか自分で発言してて気がつきました。
去年の4/25に「オールタイムベスト10!映画編」という日記をここ山麓日記帳にて書いているのですが、今年はまた「別の気分」になっちゃったねー。

と、言う訳で「今の気分」で書いてみます↓
<B>ワシ的至宝映画五指</B>

「チェイシング・エイミー」(1997/アメリカ ケヴィン・スミス
「ファニーとアレクサンデル」(1982/ドイツ/フランス/スウェーデン イングマール・ベルイマン
近松物語」(1954/日本 溝口健二
山椒大夫」(1954/日本 溝口健二

今、初めて知ったけど、「近松物語」と「山椒大夫」って同じ年に撮られていたのねー!?
(しかも調べたら、ワシが大大好きな「噂の女」も1954年作品!!ひぇえぇ???(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)
ぎょぇーーー、お、恐ろしい、あんな不朽の名作を年に2本生み出せるって溝口監督、化け物だわ、人間じゃあないわ、地獄に堕ちる筈だわ<コラ

で、「あともう一本」何を選ぶのか?で迷っておりますw
「増村作品を入れたいな…」と思ったのですが、増村作品でどれか一本を選ぶなんて…
そんな残酷な事、ワシには出来ません(´Д⊂ヽ

なので「増村作品は別格」って事で、増村作品だけで別に10本選びますので許してちょんまげw
よって、この、<B>ワシ的至宝映画五指</B>には、ラストの一本。

「私が棄てた女」(1969/日本 浦山桐郎)を入れちゃおうっかなー。

この作品、大好きなんですよ。
ワシ子どもの頃、どうしても少女漫画家になりたかったんです。
で、そこで描きたかったテーマって、まさにこの「私が棄てた女」なんですよ。
当時は子どもで子どもで、どうしてもこのテーマに手が届かなかった。書きたくても人生経験が無さ過ぎて及ばなかった。
「いつかこんな話が描きたい」と妄想で胸を膨らませていた頃の気持ちを思い出す映画です。
原作は遠藤周作。狐狸庵先生ですね。原作も素晴らしいです。

しかし、こうやって見ると、5本中3本が恋愛映画で、残り2本が「兄妹映画」
5本中3本が日本映画で、残りがアメリカ映画とヨーロッパ映画

うん、バランス的にも良いじゃないでしょうか?w

しかし、改めて溝口健二の凄さを思い知りますね、『1954年=大当たりの年』っぷりに!
ちょっと改めて調べてみようっと♪