山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ジミー・ペイジ見たさに閉会式を見るワシ

北京オリンピックの閉会式にジミー・ペイジが出るらしいので、風呂上がりに寝室でBS-1の生中継なんか見る。

「中国って怖い国だなあ」<今更
開会式でも「人力で無理している感」がありありで、その閉塞感に見てて苦しくなったものだったが、閉会式もなかなかの息苦しさだった。
「肉の塔」と呼びたくなるようなグロテスクな禍々しい人力タワー。
('A`)ウヘァな演技の連続で苦笑していたのだが、次女は中国の熱演に力がこもればこもるほど滑稽に見えるらしく、腹を抱えて大笑いしていた。

「この塔の人たち真面目にコレやってんの!?コレって命がけの冗談なの??」と涙を流して笑っているし。
そうなんだよねー、コレを見ていると、「中国での人命は一人当たり30円ぐらいなのかな?」という気になって来ます。

アジアの歌手が一同に揃って歌っている歌は「WAになって踊ろう」に似た曲だし。
踊り子さんの衣装が「カーテンで作ったようなドレス」(次女談)だし。
中国の国民的歌手が勢揃いして歌うシーンでは「ちったあお互いの衣装のデザインを事前に打ち合わせして、お互いを殺し合わないようなドレスのコーディネイトを考えろよ」(次女談)だし。

なんかもう「田舎が無理して頑張っている感じ」がありありで、見ててやっぱり感じる閉塞感(´・ω・`)でしたね。

あ、そうそう。閉会式のジミー・ペイジ。「ほらろららら??♪」を演奏してた(当てブリ)んですが、おじいさんになっちゃって(当たり前だけど)
あんなクレイジーなロックスター像を作り上げたヒトが、こんな公共の場に出て行って演奏する日が来るなんてねえ、なんか感慨が深かったです。

1975年のワシに「2008年の北京オリンピックの閉会式にゲストでジミー・ペイジが出て来て、ほらろららら??♪を演奏するよ」なんて言ったら、「嘘つき!」って罵倒されそうだわw
まず「北京でオリンピック」が信じてもらえないと思う。

エリザベス女王の戴冠50周年記念行事では、ブライアン・メイがバッキンガム宮殿の屋根の上で英国国歌を演奏したんだよ」ってのも絶対に信じてもらえないと思うがw

しかし、このジー・ペイジ登場部分で最も気になったのは、「白髪でちょんまげ頭で汗っかきのおじいさんになったジミー・ペイジ」ではなくて、「ピックを飛ばしてしまって次のピックを探しているジミー・ペイジ」でもなくて、
「歌っていた姉ちゃんの足が象足だった」って事。