山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

痴漢許すまじ

と、言う訳で。
「変態に天誅を!変態のチンコ切り落とし隊」の出動は叶いませんでした。だはは。
もう、やる気満々で、「コロス!」「変態を血祭りに上げてやる!!」「皆殺しだ!!」と福岡市内全域の変質者を殺して廻る気になっていたのに、せっかく?う(´・ω・`)

「もう試験は受けずに、家に帰っていらっしゃい!!」と長女を説得するも、長女、
「いや、ワタシは痴漢なんかには負けない!試験は普通通り受けて帰ります!!」と宣言されてしまっては、ワシら両親はどうする事も出来ないじゃないか。

「迎えに行くから、車に乗って帰りなさい!」と言っても、
「いや、友達と帰るから大丈夫」って。
しっかり者の娘を持つと、親はホント、つまんないわねー(溜め息)
結局、長女は試験を全部受けて、普通に電車で帰ってくる事になってしまった。
「なんだよ、変態のチンコ切り落とし隊の出動要請は無しかよ!」夫婦でがっくり。

しかし、夫はどうにもこうにも腹の虫が収まらないらしく、仕事しながら、時々、
<font size="+2">「だーー!!許さん、コロスー!!!!」</font>
と叫んでおりました。
夫は若い時から、電車内で痴漢を見つけてはつまみ出して恫喝するような男だったので、「女の子に酷い事する奴は絶対許せない」んですよ。
それがましてや、自分が生まれた時から手塩にかけて(居職なので、子育てには世間一般のお父さんより濃厚に関わって来ている)蝶よ花よと慈しんで来た我が娘が、そんなゲスヤロウに触られたとあっちゃ、もう絶対許せない&コロス!!となるのは自然の事。

「長女の奴、きっと無理して頑張っているんだろうなあ、頑張らなくて良いのに。試験なんか一回くらいパスしたって誰も怒らないよ」とワシは思うのだが。
プライドが高い&学校一の秀才である事を自分の義務としている長女にしてみれば、「コレぐらいの事で自分の負けを認めたくない」って事なんだろうなあ__と想像する訳でして。
「試験なんか受けてないで、父ちゃん母ちゃんと一緒に変態狩りに行こうぜ」と思うんだが。

さて、昼過ぎ、長女は無事電車に乗って最寄り駅に戻って来たが、駅のロータリーで見かけた彼女の顔は真っ青だった。
「無理しちゃってもう」(´・ω・`)
とりあえず、車に乗せて、「今日は大変な一日だったね」と言う。
帰宅後、長女は父親に抱きしめられて、ちょっと泣いていた。