山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

PIED PIPER 全曲レビューその7

09. Ladybird Girl 前編

前作のアルバム「Wake up!×3」の発売直後とも言えるたった3ヶ月後に発売されたシングル曲なので、去年のツアーでも散々聴いているし、コレがアルバムに入ると最初に知った時の印象は、「なんで??」というものでした。<結構酷い

__いや、「ライドン」とかもそうじゃん?(言い訳)
なんか新しい事をやる分岐点になった重要な曲なのに、アルバムに収録されずじまいって事が今迄何度かあったじゃないですか?
「タイニーボート」とかw

だから、今回もそうなのかなー?と勝手に予想していたんすけどね。
しかも、この曲は2006年のアメリカツアー(6月下旬)で訪れたハリウッド滞在中に出来た曲だそうで。
曲が出来てから2年後にアルバムに収録されたって事になるんですよ。

でもこのアルバムに収録されて、この楽曲が他の曲と一緒に並んだ時に、「Wake up!×3」発表直後にこの曲がシングルが発売された時に感じた「なんでこんなポップな楽曲!?路線変更か?男、四十にしてアイドル化!?」という違和感が払拭されて、「そうかなるほど」と納得出来ましたね。

以前この曲の事はこの日記にも書いていますので、その部分をちょいと引用↓

「「枯淡」も「癒し」もヘッタクレもナイのね。元気いっぱい、POPで軽くて。しかもちょっとブキミでストーカーっぽい(失礼)のにキュートで。
「まだこんな世界を提示出来るデスカ」と驚きましたね。

(略)

「癒し」とか「枯淡」なんて。
そんなん死ぬ前でいいわ(笑)
そんな境地は病人になって、寝込んでからにしますわ。
とりあえず、元気なうちはこうやって踊っています。

そうそう。
そしたらネット上でこの「Ladybird Girl」が出来た経緯を語っているインタビュー記事を、ネッ友が教えて下さって。
なるほど。
この曲って去年のアメリカツアーのロサンゼルス滞在中に出来たんですってね。
このロサンゼルス滞在は「プロポーズ」のギターソロは出来るし。有意義な滞在だったんだなあ。

山中さわおがお土産を買いにホテルから歩いて出かけたら、道に迷って。
iPod装着したままそれでもどんどん歩いていたらなんだか楽しくなってきて。
天気が良くて「カリフォルニア気分」になってきて、すっかり気分爽快になって、それで出来た__という経緯らしいです。

そうだよ「Let's get LOST.It's our special slogan」って歌ってたじゃん、昔。
その通りじゃないですか(笑)」