山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

PIED PIPER 全曲レビューその3

02. New Animal

シングルが出た後に、この日記でもレビューを書いている(6/9)ので、重複する部分は割愛しながら、さくっとレビューしてみます。

まず、イントロがコレもカッコいいですね。
「年齢に似つかわしくない!(褒めてます)若々しいね」

歌詞も面白いですね。
「アンケートじゃ常に上位のモデルと同じ髪型はしたくない」
あー、だからそのモジャモジャパーマなのねー(・∀・)
「天秤は大きく傾いて、振り落とされたけれど、歌っている」
振り落とされたのに、歌っているんだ?(´・ω・`)
この「悲惨な状況なのに一寸うすらすっとぼけた感じでの足の踏ん張り方」がピロウズって感じで「いかにも!」と大きく頷けます。

ギターが2本でギョワンギャワン言っているのも、「ギターの二重奏」が「二重唱」に聴こえて素敵です。
本当にケモノが二匹で吠えているみたいで。
「オレは、負けないぞー。くたばるものかーー!」と空に向かって吠えているようで嬉しくてニヤニヤしてしまいます。
「なんでこんなに居心地が悪いの?」となんとなく世間に居心地の悪さを感じるワシをアナタを励ます、「だって新しいケモノだから仕方ない」ソング。

「審査員は自分自身の他に誰も要らない!」
ワシも要らねーぞー。
ワシの価値を知るものはワシだけだ。寂しいけど、コレで良いのだ。
世間に認めさせようなんて思ってない。

03.No Surrender

疾走感のある「せいせいする」曲(他に言い表す言葉が…)
ピロウズからバスターズへ向けられて歌われる歌。
6/29の日記でも少し触れていますが、この曲も歌詞が良いです。

「立ち止まった足下に、絶望しか無い日々を、いつかはくぐり抜けて元通り笑ってよ。未来にだけ吹く風を感じながら」
さて、その「未来にだけ吹く風」ってどんな風なんでしょうね?

はい、答えはこの直後に来るギターソロが教えてくれます。
強く強く、吹き付ける風。
目の横、耳の前で強く渦巻いて、「ゴーゴー」とうなり続ける、強く吹きつける渦巻く風ですね。

足下しか見てなかった自分が、その耳を聾するような風の強さに気がついて、ふと空を見上げれば、そこにはもうさっきまでの暗雲は何処にもなくて。
強風に吹き払われた空には、ただただ、青い空が地平線まで広がっているんですよ。
「あ、走れる!」
気がついて走り始める事が出来ます。
これはそんな歌。