山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「麦踏みリズム」と「裏打ち」の問題

昨日の日記に、「一曲目「PIED PIPERからして、まさにこのアルバムの幕開けにふさわしく。」
なんて書いておりましたら、夫からクレームが。
「あの曲は5拍子でちょっと変わっているから、普通の人は乗りにくいんじゃね?なんかリズムに乗れなくてオタオタしちゃう人が続出しそうな予感がする」(元パンクバンドのドラマーとしての意見の模様か?)

うーん、そうか。ワシはソレを考えた事は無かった。
思い起こしてみれば、以前ネットで見かけた意見に、
「MY FOOTのハイハットの音がズレてて気になる。気持ち悪い」
というのがありましたね。

「ズレている!?アレの何処が!?」
と最初にその記事を目にした当時は、とても不思議な気持ちになったのです(ワシ的にはあのハイハットの音は、曲の全編を貫く「ずんがずんが」と足を踏みしめて歩くリズムにバッチリ合っているので)が、つい先日(一昨日くらいw)にハタ!と気がつきまして。
「そうか、リズムの裏打ちが判らないって意味だったんだアレは!」
「体になじまないリズムが鳴っている」=「これは絶対、間違っている」
って認識なんじゃないですかね?
結構、一回や二回じゃなくて、アチコチでこの意見を目にしたので、「口には出してないけど、そう感じている人」って多いのかもしれません。

ワシは若い頃の一時期、熱心なレゲエのリスナーだったので、「裏打ちリズム」に対する免疫があるのが幸いしているのかもしれませんwが。
「そうか、若い人は知らないのかも」と思い至りました。
日本人の体にしみ込んでいる、いわゆる「麦踏みリズム」とは逆ですもの。
オジさん達がよくやる「宴会での手拍子」は、まさにこの「麦踏みリズム」と同じ、「頭打ちのリズム」ですものね。

でも、この「PIED PIPER」、5拍子だから?とかリズムが変則的だから?とか気にする必要は無いと思うですよ。
この曲はシンちゃんのドラムのビートに合わせて踊れば全然問題ナイです。
「んちゃちゃ、んちゃ・ぱんぱぱ、ぱんぱん」
このパターンの繰り返しですから、簡単です。
ちゃんと他の楽器もヴォーカルも、このリズムに乗って演奏されているwんですから、その波に乗って、魂の命ずるままに踊るが良い!!<出た、上から目線w