山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

電車で座る若い男撲滅大作戦

テレビで何やら「エコエコエコエコ」と言うている日に、突如秋葉原に現れた二本足の殺戮兵器。
テレビ各局、のんびり「エコで地球に優しい♪」「未来を救え♪」みたいな番組をやってて、「オマイらはあほか!?」とワシが激怒した日曜日。
なんだかもー、世間の流れが、「コレは社会の犠牲者であるとも言えるのではなかろうか?」みたいな論調になってて、気味が悪いったらありゃしない。

高校で挫折して、派遣社員やっている人なんてナンボでも居ますがな。
大学まで出て、ちゃんとした仕事もしていたのに、その後色々あって、派遣社員やアルバイトやって地道に必死で生きている人だって、たんまり居ますがな。
その人たちが全員、5分間で17人を殺傷する事件を起こすのか?と言ったら、そうじゃないでしょ?
なんで話をそー言う方に持って行きたがるかな。
持って行った方が経済活動が活発になって、波及効果で●億円!とかいう事があり得るのかいな?

<B>「心の闇なんてありません」</B>

ココでワシが何度も主張している事です。
「心の闇」なんて便利な言葉で、ありもしないものをさもあるように言いくるめて、人を不安に陥れるのは資本主義の基本かもしれませんが、ワシはお断りだ。

この日記の今年三月最終週に書いた「電車で座る若い男が嫌いです」シリーズ
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=25651&log=200803
を(再度)読んでもらうと、ワシの見解が理解していただけると思うのですが。

ワシ的には今回の事件も、
「またしても自分の人生を生きられない、自分でコントロールできない馬鹿男の仕業か!?」
「でもってやっぱりオレ様は主人公なりたいよ病かよ!?」
「神様に成り代わって、運命の残酷さをオレが教えてヤルぜ症候群の人かよ!?」
でしたね、判りやすいったら、もー。

この病理ってもしかしたら、今の日本中の若い男子を蝕んでいるんですかね?
なんだかこの殺戮兵器の人もご両親がとても教育熱心で、絵も作文もご両親の自作自演でw賞を取って「自慢の息子」だったそうじゃないですか。
ワシだったらそんなワシ作の作文や絵で子供が賞をとっても全然嬉しくないけどねー。手伝った自分を恥じるだけで。

それでもこのご両親にとっては受賞は嬉しくて仕方なくて、自慢の息子だったらしいから。
まあ、普段からのどんな家庭だったのか?どんなご教育の様子だったのか?がうかがえるエピソードです。