山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

シングル「New Animal」レビュー

このシングル、初回特典としてDVDがオマケについているんですがね。
発売直後、このDVDの評判が悪うて、悪うて(^^;
戦々恐々としながら見てみたんですが。「あれま?」
DVDは噂に聞くより「随分まとも」な印象であります。
コレは「旅(アメリカツアー)の思い出をコラージュした作品」と思ってみれば、まあ、及第点は差し上げられます。
アメリカツアーのドキュメンタリーなんでしょ?」とか「新曲のPVなんでしょ?」とか思って見るから、(´・ω・`)になるですよw
でもドキュメンタリーとして見るなら、先日CSで放送された「モンスターロック」の方が、断然素晴らしかったですね。
アレのおかげで、SXSWのシーンで写っている「怪しい人」がアリ・アップ(スリッツ)だと判ったんですもの。
アレが無かったら、「危ないラスタヘアーの白人の通りすがりのおっさん」と思うところでした(女性だっつーの。ジョン・ライドンの義理の娘だっつーの)

さて、曲の方は。

New Animal
さわおさわおであるための唄」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ですねw
世の中のはみだしもの全てに捧げる、「キミは新しい動物なんだから、ありのままそのままの姿で生きて行きなさい」ソング。
イントロから「カッコいい感じ」が全開で嬉しくなります。
それにしても、ピロウズっていつからこんなに「ロックンロールが上手」になったんだろうw
つい最近まで、「ロックしててもロールはできないバンド」だったのに。
「継続は力なり」ですか?結成19年目、恐るべし。

Finger post of magic
怒髪天のコーラスが「労働者階級の叫び!(雄叫び?)」という風情で思わず爆笑。
「なんか、地引き網でも引いてそうじゃない?」
ここの部分に怒髪天をキャスティングしたのは誰なのか?そのセンスの良さに思わず敬意を払いたくなる。
本当はココで1970年代前半頃のアレックス・ハーヴェイ風に決めればかなりカッコいいんだろうが、なんとなく「うらぶれた炭鉱の町の雰囲気」が漂うのが、北海道人の面目躍如?
歌詞がすごく面白い。
歌詞に関しては、また明日、改めて書きますw

Mr.Droopy
ピロウズらしい疾走感のある曲。
このシングル中、一番安心してw聴ける曲。大昔のアメリカ製アニメのテーマソングっぽい<どんなイメージ?