山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

バンドはファンを選べない 4

観客も演奏者も熱くならないステージにはなんの感動も貰えないって、「感動乞食」のワシは改めて思った次第でございます。
あぁ、感動が欲しい、感動をワシにくれくれくれくれ<バカ

まあ、そんなこんなしていたら、新シングルの「New Animal」は発売されちゃうし、今月25日にリリースされる新アルバム「PIED PIPER」のアルバムタイトル曲「PIED PIPER」のPVはオンエアされるしで、個人的には「うむ、盛り上がって来ましたぞ!」なんですが。

ここで思い出した事が一つ、少し前に1998年のピロウズのテレビインタビュー(貴重)を動画サイトにアップしてくださった親切なお方がいらっしゃって。
そこで、今回のこの日記のテーマにも関わる事をピロウズのメンバー本人が発言していたので、その事をココに書き留めておきますね。

「最近どんなお客さんが多いですか?」との問いに、山中さわおがまず、
「他のバンドとか見に行って、お客さんがお洒落じゃなかったりいけてなかったりしたら、『うわ、だっせー』とか思うのに、ウチのお客さんは、もう、全部、可愛いねえ」
と、答えており。
ワシは、「確か当時、他でも『ウチのファンは男でも女でも、みんな可愛いよね』って事言ってたな」と思い出し、「なるほど本心なんだ」と理解した訳です(疑り深い)

「ま、どうせオレらだって全然いけて無い訳だけどー」とシンちゃんの発言で笑い、実はこのインタビューでのハイライトは、真鍋代表の発言↓にあったんですね。

「若い男の子のファンが増えてて__10代ぐらいの男の子が興奮しすぎて、『オマエ、今、自分が何やっているのか自分でわかっているのかよ?w』って言いたくなるくらいの勢いで興奮しているのを見ると、その姿がなんだかとても純粋で、『綺麗だな』と思います。そして、その男の子達をそんな風にさせている自分たちも、多分、綺麗なんだろうなと思います」

<font size="-2">はらり</font>

今、静かに、目からウロコが落ちました。
ピロウズのライヴを体験するたびにいつも感心するのは、ピロウズ自身はもちろんの事、バスターズの素晴らしさです。
全身全霊で音楽よ届けと願いながら演奏する人たちvsそれを全身で受け止めて喜びを持って生きている実感を確認しようとする人たち。
ステージの上と下で交わされる熱いエネルギーの交歓。うねり。
この素晴らしさを一度、体感するともうこの魔力から逃れられません。