山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

5/14 DRUM SON その5

ワシはロックを聴き始めの頃からその嗜好は殆ど変わってないのですが、唯一、変わった部分があるのです。
それは、「プログレって聴かないね」って部分です。元プログレッシャーのクセにw
今や、「プログレ」というジャンル自体が「絶滅危惧種」。
「若い人」は絶対に知らない、死語の世界ですねw

エスの「危機」(Close to the Edge)だけはワシ、未だによく聴きますね。何故だろう?
キングクリムゾンもたまーにテレビで見かけては、「おお、なーんて肉体的な快楽がゼロの修道士みたいなストイックな音だべ!」と妙に感心するだけで(あんなに少女時代好きだったくせに!!)「久しぶりにCDでも聴くかのお」という気分には、<B>全く</B>なりませんね。
ましてやEL&Pに至っては!
一昨年ぐらいに、スタジオ録音された「展覧会の絵」(21世紀に入ってから録音されたもの?)を聴いたのですが、もう、死ぬかと思った。グレッグ・レイクの酒焼けした汚い声に即死ですよ!!
うーむ、その他の音源を聴いてないので断定は出来ませんが、なんかもう、グルーヴしない音楽に「耐性が無い身体」になっててですね。
大半のプログレを我が肉体は受け付けないようになってしまっているんですよ。

なのに、今日(5/14)今まで見た二つのバンドはなんと、こーんなに若いバンドなのに、そこはかとなく「プログレ臭」がするんですよ!
「もう絶対、二度と再び、世界的なプログレブームは来ない!って思っていたのになあ、長生きはするもんだなあ、予想外の事ばかり起きるなあ、この人生」と思いめぐらすワシ。

しかしまあ、このマスドレ、なんとも健康的なお嬢さん方で。
「若いお嬢さん特有のぷりっぷりっ&ピッチピチッ♪」って感じが全身から発散されておられまして、
「うーむ、まさに<B>溌剌</B>とはこの事よ」
もう、ワシの娘ぐらいの年齢ですからね、彼女達。
その生命の輝きがこのおババには眩しゅうございます。
「なんかバレーボールの選手に見えてきた」と思ったのもつかの間、なんと演奏は終了。

「はやっ!!」??( ̄□ ̄;)!

えー、マスドレ、なんかテレビで見て受けた印象とは微妙に違っていましたが、良いバンドです。
というか、正しくは「良いバンドになる要素を持った、これからのバンド」です。
「年をとっても結婚しても、子供を産んでも音楽をやり続けてね!きっとその先に見える景色もあるはずだ」
ひっそりとエールを送るワシ。