山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

強靭な神経の次女

さて先日の夕方。
珍しく小学校の担任から電話あり。
「実は●●(次女)ちゃんの靴が無くなるということが起きまして。クラスで探したら、ゴミ箱の中に捨てられておりました。この事については明日にでも学級で話し合いますので、お家での様子をよく見ておいてあげてください」

「またかい」と思う。

小学校では毎年、年に何回かはこんな事が起きる。
誰かの靴や筆箱が隠されたり捨てられたりするのだ。
今までウチの次女が標的になった事は無かったので、「そんな事して楽しいのか?」と漠然と不審な印象しか持っていなかったのだが、なるほど、今回の事で判ったw
「犯人はおもしろがってやっている」

これは犯人の犯行現場をひっ捕らえて、首根っこ押さえ込んでがっつんがっつん叱り飛ばさない限りはやむ事は無いのだろう。
一種の愉快犯なんだろうけど、なんか陰湿で質(たち)が悪いや。
物陰から様子をうかがっては、「イヒヒヒヒ」と笑っている気配がある。
長女が小学生の時も、この癖のある子供がいたようで、一年生の時から色々と物がなくなったりしていた(長女は一度、上靴をやられた)
「こーいう性癖って治らないんだよね」と思う。
人が慌てたり騒いでいる様子を見ては快感を覚えるような子供。

「そのうち、放火魔とか快楽殺人鬼にならなきゃいいけど」と老婆心を起こすワシ。
人が困っている様子を物陰から見て快感を覚える__というのはサディズムに通じる感覚がありそうで、生理的に嫌悪感を感じる。

次女が学校から帰ってきたので、
「今日こんな事があったって?」と言うと、次女、澄ました顔で、
「もう靴が何処にもないからビックリしたー。でも友達が見つけてくれたから大丈夫!ちゃんと履いて帰ってきたしー」などと言う。
「それでキミは傷ついてないの?」と訊ねると、
「なんで傷つくの?靴はちゃんとあったし、履いて帰ってきたのに?」と応える(ーー;

丁度彼女の夏物のTシャツを買って帰ってきていたので、ソレをめざとく見つけると、
「やったー!カッコいいTシャツだー。今日は何か良い事がある予感がしていたんだ!」
と至ってご機嫌である。

しかもその夜は、盛大に寝言で大笑いまでかまし見せていた。
次女、さすが、元「コオニ」「野生の女」と呼ばれていただけの事はあるな。
ウチの家族内で一番神経が太い。