山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「モンティ・パイソンのザ・ラットルズ」

夫が映画「モンティ・パイソンのザ・ラットルズ」
http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=9365
を録画しておいてくれてました。

「うわ!ありがとうー、この映画見たかったの!!よくぞ、録画しておいてくださいました!大好き?!」<昨日の日記では「ばかたれ」呼ばわりだったのに。

もしかしたら、夫は、ワシに無理矢理アニメ版「時をかける少女」を見せた事を(今更ながら)反省しているのかも知れないがw
「ミカボに悪いことをしてしまった。ミカボを元気づける映画を何か録画しておいてやろう」
という「罪滅ぼし」の気持ちからの行動だったのかもしれないが。
でも、見たかった映画だったので、嬉しかったですよ、単純に♪

ちょうど数日前、「渋谷陽一とカレーを食べる会」の事を思い出していたのだが。
その会でイラストを描いておられた女性が、実はワシに最初にモンティ・パイソンの事を教えて下さったお方だった。
その方はその後、プロの少女漫画家になられて__全くの偶然であるが、ワシのネットのお友達Tさまは、中高校生時代に彼女の熱心なファンでいらしたそうな(世間は狭いなあ)

「絶対に面白いから見て!」とそのお方から30年前に言われてましたっけ。

その後、モンティ・パイソンを見るチャンスに恵まれ、大好きになってしまって(案の定)
映画は全部見たのだけれど、この「モンティ・パイソンのザ・ラットルズ」だけ未見だったんですね。

いやー、面白いわ!やっぱり!!

しかも大人になった後、一通りのビートルズ知識もある上で見たので面白さ倍増。
この映画は「イエロー・サブマリン」とか「マジカル・ミステリー・ツアー」とか「レット・イット・ビー」とかの、一通りのビートルズ映画を見た後だとまた一段と面白いですな(そしてビートルズの事を多少なりとも自分の頭で_例え、「レノン、うざっ!」とか「ポール、人でなし!」程度でも、批評的に考えたことがある人なら、尚更オモロイ筈)

ドキュメンタリーの手法をとった「偽ドキュメンタリー映画」なんですが、コレ、調べてみたら、元々はテレビ用に作られた映画だったんですね。
物凄い手間暇と知恵が込められています。
お金より手間を。
知識より知恵を。
人を笑わせるためなら悪魔に魂をも差し出す根性があります。本当に素晴らしい映画。
劇中の楽曲も素晴らしくて、「あはは、ピロウズの新曲に聞こえる」と夫婦で爆笑。