山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」レビュー その9

「like a love song(back to back)」のリマスタリングのドコがイヤって。
いや、そんな部分が「イヤだー」なんて思っている「偽物バスター」は、この日本中でワシだけかもしんないんだが。
でもね。
この曲が生まれた経緯とか__知っちゃうと、どーしても、「コレはなかんべよぉ?」という気になってしまうのだ。
まあ、その辺りの経緯等は、気になるお方はインタビュー等で検証していただいて。

「多分、このミキシングをやったヒトは、この曲が生まれた経緯を全然知らないヒトなんだろうなあ」
という事だけはよーく理解できましたね。
だって、経緯を知っていたら、こんな「パッパパヤパヤ」みたいなミキシングになるワケがないじゃないですか!!(力説)

「おそらくは、ピロウズ移籍後のキングレコード主導でのBOX SET化という事が意味するモノは、こーいう部分なんだろうなあ」と改めて感じましたね。
確かに、ジャケットとかアートワークは「それらしい雰囲気」ですが、「ちょっと物足りない」
と、いうか、「ちょっと手抜き?」という印象(妄想)を持ってしまいます。

でも、このトラックを聴くまでは、「なかなかバランスがとれててリマスタリングもなかなか良い仕事じゃね?」とか呑気に思っていたのですが。
この「like a love song(back to back)」では冷や水を浴びせられた気分になりましたね。

いや、こういう感想は、ワシ一人の胸にしまっておいて、
「もともとこの曲ってPOPだしさあ、このミキシングでよりPOPになって、それはそれで構わないんじゃね?ってか、軽くて良い感じになってね?」
くらいのそこそこ「お茶を濁し系レビュー」でもって、綺麗にまとめるのが「大人の作法」なのかもしれませんが。

でも、ワシにはそんなの関係ねぇっ!!(逆ギレ)

だって、この歌はピロウズからファンへのアンセム(祝い歌)ですよ。
「キミは変わり者で周囲になじまないと感じていても、キミはそのままのキミで居て。ボクが歌う歌はまさにそんなキミのための歌だから。ラブソングみたいだけど、ラブソングじゃない。背中合わせのままでキミがボクを思うように、ボクがキミのことを思って歌う歌」
って言うコンセプトの歌じゃないですか。

ライヴでも力強く歌われる名曲で、
「♪コレはキミの歌?♪」という部分はわざわざ観客に歌わせている歌じゃないですか。
その意味するところをちゃんと汲み取って欲しかったですね。