OTODAMAにて、ウルフルズのドキュメンタリーなんか見ちゃう。
見始めた途端に気がついた。
「あ、コレ、前にムーンライダーズを見てしまって、ムーンライダーズのことがダイキライになっちゃったきっかけになった番組だわ」
もしかしたらこの番組は鬼門かもしれませんが。
まあ、いいや。見てみましょう。
見ました(早)
ウルフルケイスケはん、優しい人だなあ(感心)
まあ、ミュージシャンとしては彼以外のメンバーには激しく「?」マークが飛び交う、このウルフルズというバンドですが。
まあ、ケイスケはん、頑張ってはるし、ええのと違いますか?
昔、結構好きだったんですけどね>ウルフルズ
ライヴも出かけたことがあるし、CDも何枚か持ってます(デビューアルバムが実は一番好きだったりして)
でも多分、もうライヴに行く事はないような気がします。
だって、いつも同じなんだもん。
カタルシスがねえ、得られない。
ライヴで一番感じたいのは、そのバンドのグルーヴ感。
ワシはグルーヴ至上主義者ですので。
それが無いとかなりツライのです(すまん)
で、ここ10年くらい、彼らのライヴはテレビで見るだけで、実際の会場には足を運んでいないんですがね。
でもいつ見ても、「また同じ事やっとるわい」と思ってしまう。
「何でだ?」と実は長いこと不思議に思っていたのですが、このOTODAMAでその謎が解けましたね。
まず、圧倒的にリハーサルが足りない。
「結成15周年のバンドに対してなんて事を!」と怒られそうですが、実際、そう感じましたね。
リハーサルを重ねないので、楽曲が成長しない。
いつまでも同じ所をグルグルしてる。
それとサンコンJr.の多分、精神的な距離感が引き起こして居るであろう、リズムのモタつき。
今まで、「なんでピロウズは毎年新しいファンを獲得してファンの年齢層がどんどん分厚くなってきているのに、ウルフルズはファンの高齢化が進む一方なんだろう?」と謎に思っていたのですが、その謎がチョット解けましたね。
この演奏では若いファンはつきませんよ。
ハッキリ言って悪いけど。
キャンペーンやPVよりも、毎日顔を合わせて、とことんリハーサルを重ねると言う事が、今の彼らに一番必要なことだと感じましたね。
この距離感を埋めるには言葉ではなく、演奏による肉体の会話しかありません。